カテゴリー「旅行・地域」の記事

2009/07/22

NO MUSIC、NO LIFE?

ボクが中高生だった頃、カセットテープとCDが全盛期だった。

CDの登場により消えていったレコード。

アナログからデジタルへ・・・そんな大きな転換期、ボクは小学生、中学生、そして高校生だった。

CDを借りてきてカセットテープに録音、時間を計算して上手にやらないと、曲の途中でA面が終わってしまったりする。

逆に余裕を持ちすぎると、曲が終わってからしばらくの間、無音になってしまう。

無駄を無くすため、曲順を勝手に変えての録音は、まさにギリギリ勝負だった。

A面もB面も無駄なく、全ての曲を入れられた時の満足感は今でも覚えている。

分かる人には分かるし、分からない人には全く分からない感覚だろう。

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当時、SONYのウォークマンに憧れるものの高くて買えず、「遊歩人(ゆうほじんって)」っていう安いやつを持っていたボク。

3000円位だったのかな。

サンデーの「友&愛」っていう小さなCDレンタル屋で買った「遊歩人」。

本体をしまってイヤホンだけ出していたら、外見上は、SONYのウォークマンと何ら変わらない。

もちろん値段相応で機能も音質もサッパリだったけれど、ボクにとっては宝物だった。

「ウォークマンを聴いてます」的な顔をして、ボクは街を練り歩いた。

その後、MDの登場により消えていったカセットテープ。

大学生になり、CDウォークマンを手に入れたけれど、大きくて持ち運びが不便、そして、よく音が飛んだものだ。

それでもカセットテープの様に早送りや巻き戻ししなくても、聴きたい曲が聴けるコトに、胸躍らされるボクだった。

大学生になり、CDからMDに録音するように・・・、もはやA面とかB面なんてない。

でも、時間はそれなりにかかったし、録音出来る曲数にも限度があった。

そんなボクからすると、近頃、定番となっている、デジタルミュージックプレーヤーなんて贅沢極まりない。

手軽に大量の曲を入れられるし、好きな曲をすぐに聴ける、そして小さいので持ち運びも便利、おまけに格好いい、そして安い。

なんて合理的なんだろう。

でも、カセットテープ式ウォークマン世代のボクとしては、そんな合理的なモノを、そう易々と受け入れる訳にはいかない。

簡単に音楽を入れられるのは便利だけど、逆に音楽を簡単に消去できちゃうってどうかと思う。

音楽っていつからそういう扱いになったんだろう。

ボクには昭和のプライドってやつがある。

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周りを見渡すと、通勤、通学にイヤホン、ヘッドホンを耳に着け、音楽を聴く人だらけの最近。

確かにいつでも好きな音楽を聴けるってのは素晴らしい。

でも、その分、聞くコトの出来ない街や自然の音があるし、聞き逃してしまう音や声だってある。

音楽の素晴らしさは分かるけれど、路上で自分一人の世界に入ってまで音楽を聴く必要があるのかって話だ。

世の中は人工の音、自然の音、そして人の声に溢れている。

そこから発見できるコトもあるはずだ。

いつだったか、こんなコトがあった。

道を歩いていたら、前から顔見知りの先生が歩いてきたので、すれ違いざまにボクは挨拶した。

・・・が、ノーリアクションで先生は歩き去って行った。

そう、彼の耳にはヘッドホン、音楽に集中しており、ボクの存在、声には気付かなかったのである。

そんな風に出会いの機会を逃すばかりでなく、車のクラクションや自転車のベルの音に気付かずに危険回避出来ない場合だってあるだろう。

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とは言え、職場である施設の中高生なんてほぼ全員、何らかのデジタルミュージックプレーヤーを持っている。

ボクが「遊歩人」で音楽を聴いていた話なんて、完全な昔話である。

彼らに頼まれ、PC上でCDの曲をガンガン入れてあげるボク。

ボクが中高生だった頃のCDを入れてあげ、反応を楽しんだりもしている。

これも時代の流れである。

で、そんなコトをしているうちに、ふと・・・欲しいって思い始めてしまった。

ダ、ダメだ、ボクには昭和のプライドが・・・

結局、ネットで情報を集め、自分のニーズに合ったモノを探すコトに。

Conv0003 そして購入したのは、昔憧れたSONY製、容量4GBのウォークマン。

送料込8500円ほど。

定価よりは随分安く買えたみたい。

早速、家にあるCDをかき集め、お気に入りの曲を入れてみるコトに。

手軽に曲を編集出来るし、何より音が良い。

そして、音が飛ぶ?なにそれ?って感じ。

何て合理的で素晴らしいんだろう。

今や、路上を走る時には欠かせないアイテムとなっている。

好きな曲を聴きながら走っていると、疲れ方や楽しさが全然違う。

片道、歩いて15分ほどの通勤にも欠かせない。

もちろん音量は適度にして、行きかう人や車には気を付けている。

自然に対しては・・・聴覚より視覚重視で・・・!

しっかり周りに目を配っているんで勘弁して下さい(^_^;)

レコード、カセットテープ、MD、そして昭和のプライド、さようなら・・・。

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2009/06/14

善光寺とボク

もう先月の話になるけど、善光寺の「ご開帳」に行ってきた。

県外の人にどこまで認知されているのか分からないけど、宗派を問わず全ての信仰者を受け入れる善光寺

「ご開帳」とは、そんな善光寺で7年に一度、行われるすごい儀式。

期間中にはGWがあるので、その経済効果もかなり大きい。

本堂に安置される「御本尊一光三尊阿弥陀如来」は、654年以来の秘仏。

何と今から1355年も前に安置されたのである。

「ご開帳」では、そんなすごい阿弥陀如来を拝める・・・と思いきや、そうではない。

Conv0012鎌倉時代、その身代わりに造られたという「前立本尊」を、7年に一度拝める・・・そんな儀式なのである。

読んで字のごとく、本物の身代わりとして「前に立っている」本尊。

Conv0003本尊には3体の阿弥陀如来がいて、その中央に立っている阿弥陀如来の右手に結ばれた紐は「回向柱(えこうばしら)」という大きな柱につながっている。

そこまで間接的で大丈夫?とつい思ってしまうが、この回向柱を触り、祈りを捧げるため、人々は長蛇の列に並ぶ。

しかも、ボクが行った日は、2か月間近く実施されていた「ご開帳」の最後の週末。

Conv0015そりゃもう驚異的な行列だった。

4~5時間以上は並ぶ必要があるだろう。

いくら7年に一度とは言え、日本人の行列好き、いや、信仰心には驚かされる。

善光寺すごい、ご開帳すごい、信仰心すごい、日本人すごい。

Conv0011 ちなみに、池には沢山の亀さんが泳いでいるんだけど、そんな亀さんたちまでも何故か並んでいた。

さすが善光寺に生きる亀さんたちである。

しっかり空気を読んでいた?!

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さて、罰当たりなボクは、長蛇の列の先にある回向柱の数メートル近くまで歩み寄った。

もちろん警備員がいるので、脇から入り込んで触るなんて不可能。

てか、そんなコトをしようものなら、何時間も並んでやっと触った人たちに張り倒されてしまうだろう。

Conv0002_2そこで、ひらめいたのがエア回向柱・・・

エアギター的なノリで触った気分になろう、という何ともおバカなひらめきである。

でも写真を見ると触ってるように見えませんか?

ハイ、無理がありました。

善光寺の皆さん、すいません。

日程的にどうしても列に並ぶ時間が取れなかったので、回向柱には「直接」触れず、今回は本堂へのお参りだけするコトに。

回向柱には触れられなかったけど、真剣に祈りを捧げてきました。

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ちなみに学生時代、善光寺最寄の教育学部に通っていたボク。

アパートも善光寺から徒歩3分の場所で、善光寺はまさに身近な存在だった。

よく散歩もしたし、遠方から友達が遊びにくると一緒にお参りにも行った。

宿坊でアルバイトをしていたので、多くの参拝者とも出会った。

あまりに身近な存在で、どれだけすごい寺なのかも理解していなかった学生時代。

前々回のご開帳、ボクはアルバイトとして儀式に参加した経験を持つ。

Conv0014何だかよく分からないまま白装束に身を包み、烏帽子を被り、仏具を持って界隈を練り歩いた後、回向柱の前に列を作るお坊さんの後に続いた。

お坊さんの後ろで赤い傘を持って立ち、厳かな儀式を見守るボク。

道端のお婆ちゃんは、ボクに向かって手を合わせ、祈りを捧げていた。

「若いのに偉いね」と、ボクのコトを完全に修行僧だと思い込むお婆ちゃんもいた。

出来る限り穏やかな表情で、お婆ちゃん達の夢を壊さぬよう努力してみたボク。

今思うとすごい場所ですごいコトをしたもんだ。

善光寺・・・色々な意味で大きな寺である。

次のご開帳は7年後・・・40歳を迎えるボク、少しは大きな男になれていたら幸せである。

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2009/04/19

初めての二人旅~天竜峡~

夜勤2連チャンあけの土曜日。

二晩続くと、さすがに眠い眠い、あぁ眠いって感じ(^_^;)

嫁さんは日勤なので、そらちゃんは朝から保育園。

静かな我が家で、しばしオヤスミナサイ・・・。

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数時間後、せっかくの土曜日だし・・・と思い、予定より早く保育園に。

勤務中は子どもたちにとって最高の職員、帰宅後はそらちゃんにとって最高の父ちゃん。

そうでありたいし、そうでなければいけないと思っている。

お昼寝から起きたばかり、寝ぼけ顔のそらちゃんと合流したものの、さてどうしよう・・・。

そうだ。

電車に乗ろう。

地方に住んでいると、驚くほど電車を利用しない。

特にここ飯田市は、JR飯田線が一本通っているだけで、自家用車があると電車を利用する機会なんてほとんどない。

飯田線を利用しているのは、おじいちゃん、おばあちゃん、そして学生がほとんど。

とは言え、我が家からは飯田線が走る鉄橋が見え、そらちゃんにとって、電車は憧れの乗り物。

これから電車に乗る?って聞くと、案の定、大喜びだった。

ネットで時間を調べ、自宅から車で10分ほどの「伊那八幡駅」へ。

駅に到着すると、時間を調べ間違えていたコトが発覚。

次の電車は40分後・・・。

地方の電車は、1時間に一本が基本である。

Conv0002 そこで、そらちゃんリクエストのミスドへ。

視線の先に並ぶドーナツ達に、興奮するそらちゃん。

それにしても、100円じゃない日に来たのは久しぶり(^_^;)

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で、今度は飯田駅に向かうものの、道路が予想外に込んでいる。

ん?

やばい?

駅到着後、そらちゃんを抱えて必死に走るが、間に合わず、目の前で走り去って行く電車・・・(+o+)

ヒョエェ~~~~。

相変わらずな父ちゃんで申し訳ない。

昔から、計画性はあるけれど確実性はないボクである。

Conv0003でも、こうなったら絶対電車に乗ってやる!

再度、伊那八幡駅に移動し、ドーナツを食べながら待つコト30分。

しばし、無人駅で二人っきりの時間を過ごす。

そんな時間も悪くなかった。

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Conv0006一両だけで走る電車に乗車したのは、夕方5時過ぎ。

とは言え、伊那八幡から目的地の天竜峡駅までは5駅しかない。

たった「13分」で着いてしまう。

車で行けばすぐ着くんだけど、電車で行くコトに意義がある。

Conv0004その「13分」の間にトンネルを一つくぐり、駅に何度か止まり、乗客の乗り降りがある。

車掌さんだって歩いてくるし、運転席だって見学し放題。

そして、天竜川や南アルプスが流れゆく車窓からの景色。

散歩中の犬、天竜川に入って釣りをするおじさん、庭で遊ぶ子ども、面白い看板・・・。

きっとそらちゃんにとっては、刺激的な13分間だったに違いない。

Conv0007そんな電車の旅を満喫できて、片道なんと200円(そらちゃんは無料)。

なかなか贅沢な小旅行である。

13分後に到着した天竜峡。

かつて栄えた昭和の観光地といった趣きの駅前は、正直、今は活気がない。

Conv0008お土産屋さんも風情があると言えばあるし、入りにくいと言えば入りにくい。

駅前にあった大きな観光ホテルは何年か前に廃業し、いつの間にかさら地になっていた。

でもボクはそんな「古き良き時代」を感じる天竜峡が、初めて訪れた時から好きだ。

Conv0009橋の上から見下ろす渓谷の美しい景色。

渓谷の底を流れる深緑色の天竜川は、季節ごと、様々な表情を見せてくれる。

人間が渓谷の周りを勝手に開発し、栄え、かつて多くの観光客を集めた天竜峡。

時が過ぎ、観光客が集まらなくなり、時代に取り残されて衰退していった天竜峡。

でも、天竜峡の美しさは、きっと昔から何も変わっていない。

渓谷を下る舟下り。

何通りかの散歩コース。

ラドン含有量が全国有数だという、上質な温泉。

美味しい湧水。

渓谷にかかる吊り橋。

派手さはないけど、魅力に溢れた観光地だと、ボクは思う。

Conv0013そんな天竜峡を再生させようという、新たな息吹が随所で感じられた。

駅と天竜川の間には、新たに公園が建設されている。

天竜川を見下ろす位置には、今月一日に足湯施設がオープンしていた。

Conv0012舟下りの「舟」をモチーフにした湯船が面白い。

「本日の営業終了」で入れなかったのが残念だったけど。

Conv0010また来たくなる・・・。

ボクにとっての天竜峡はそんな場所。

次回は、ラーメンが美味いと評判の食堂でお昼を食べようかな。

ガンバレ、天竜峡。

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Conv0014これ、きれいだからママにお土産・・・と、そらちゃんは気に入った石を拾ってカバンに入れていた。

赤い三角の石は、イチゴの匂いがするらしい。

一緒に来れなかった大切な人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、お土産を選ぶ。

それもまた旅の醍醐味だ。

天竜峡での滞在時間は45分。

あっという間の45分だったけど、ちょうど良い45分だった。

45分といえば、そらちゃんとの45分を思い出す。

あれからお互いに成長したもんだ。

そんな2年前の45分を思い出しながら、13分の電車の旅を終え、ボクたちは帰宅。

日が沈む直前だった。

ボクは、電車に乗って「ピクニック」に行って来たんだと、嫁さんに報告した。

「そうそう」と相槌を打ち、体験したコトを嬉しそうに報告するそらちゃん。

少し強引だったけど行って良かったと、ボクは思った。

そらちゃんとは、人生初の二人旅。

一緒に旅が出来る、そんな父と娘でいたいものだ。

片道13分の旅だって良いからさ。

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嫁さんが席を立った時、そらちゃんが真顔で聞いてきた。

Conv0011ねぇ、お父さん。

ピクニックってどこだっけ?

そんなトコも行ったっけ???

・・・愛らしい娘である。

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2009/04/05

関西ウォーカー

先月末、大阪・奈良に行ってきた。

メインは後輩の結婚式への出席だけど、せっかくだから・・・と、2泊3日、スケジュールをビッシリ入れるコトに。

初日の夜、たまたま大阪出張で来ていた親父、大阪在住の三男、四男+四男の彼女と、難波で合流。

大阪在住の二男は、翌日の東京マラソンに出場するため、すれ違い。

そんな訳で、たらふく飲む。

Conv0013 飲む。

飲む。

飲む。

翌日、仕事がある四男の彼女は早々と切り上げ、帰宅。

賢明な判断である。

飲む。

飲む。

飲む。

・・・イタリアンのお店でワインのフルボトルを10本も頼む客、そう多くはいないだろう。

いくら親父銀行が一緒だからって・・・弟たちの酔っ払いぷり、飲み食いの勢いに、つい冷静になってしまう32歳の長男。

結果、親父銀行だけでは支払い不可となり、長男銀行も出動し、会計を乗り切る。

弟二人は気持ち良さそうに笑っていた。

昨年、還暦を迎えた親父はここで離脱、ホテルへ。

弟たちは笑う。

笑う。

笑う。

笑う。

時々、叫ぶ。

兄弟三人だけで次へ行くものの、席につくなり、寝始める弟二人・・・。

一口食べて寝る。

一口飲んで寝る。

寝る。

寝る。

寝る。

コラっ!

何杯飲んだか、何を飲んだか、何時まで飲んだか、もはや覚えていない。

弟二人は、笑いながら夜の街に消えていった。

オヤスミナサイ・・・

同じホテルに泊まった親父とボクは、翌朝、揃って寝坊。

頭がボサボサの二人、朝食時間にはギリギリ間に合った。

こんな親父が、弟たちが、ボクは好きだ。

かつて10年間くらい、一つ屋根の下に、こんな男たちが一緒に住んでいたと思うと、ちょっとした感動を覚える。

で、こんな男たちをまとめあげていた母には、改めて敬意を表する。

今さらながら、ご苦労さま、そして、ありがとう。

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親父と息子。

朝食後は、健康指向の二人のニーズが一致し、ひたすら歩く。

Conv0007歩く。

歩く。

歩く。

Conv0006スーツケースをゴロゴロ転がしながら、大阪の裏路地をあれだけ歩きまくる親子、そう多くはいないだろう。

離れて暮らす親父と会える機会は多くなく、ましてや二人だけで会うなんて、今となっては貴重な機会。

Conv0010ボクは「息子」に徹するコトを決め、ただただ親父について行った。

全ての問いかけに「任せる」と応え、親父の背中を追い続けたボク。

親父は地図を片手に、気になった寺を目指す。

難波→道頓堀→法善寺→四天王寺。

Conv0011たこ焼きもお好み焼きも串揚げも食べず、道頓堀は素通りし、寺と路地裏を歩きまくった数時間。

久々に過ごせた、父と息子との一時。

ボクもいつか、大きくなったそらちゃんとそんな時間を過ごしたいと思った。

どこに行きたい?

お父さんの行きたいトコで良いよ♪

・・・最高だ。

親父、息子でゴメン。

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最後に、大阪の街を歩いて気になったコト。

花粉症が大変な時期でマスク姿のボク。

そんなボクがくしゃみばかりしているのに、大阪の人はマスクをしていない。

どうしてだろう。

Conv0012 そして、大阪のおばちゃんが乗っている自転車には、必ずと言って良いくらい、ひったくり防止のかごカバー、そして傘立てマシーン?が装着されている。

この春から大阪に住む人がいたら、自転車にその2点を取り付けるコトをお勧めします。

これであなたも大阪人?!

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2009/02/15

トルコメガネ

久々に旅の話を書こう。

今回のテーマは「メガネ」。

ボクは視力が悪く、常にコンタクト、寝る前だけメガネという生活だ。

世界を旅してた時は、1か月の使い捨てコンタクトを使用。

バックパックの中には、コンタクトの洗浄保存液ボトルが何本も。

日本を出た頃、それだけでかなりの重量だったと思う。

今みたいにネットが発達してたら、世界中、どこでも売ってるって、旅立つ前に知れたのに・・・まぁそれも良い思い出。

旅の情報収集がアナログからデジタルへと激変していった、まさにその転換期に世界を歩けたコトを幸せに想う。

カメラはもちろんデジカメじゃなくて、フィルム式の一眼レフだった。

あっ、今回はメガネの話・・・。

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Conv0003 2000年3月、アフリカ、中東を北上したボクは、トルコの首都イスタンブールにいた。

アジアとヨーロッパの中間に位置し、水と光に溢れたその街は、美しく、そして活気に満ちている。

Conv0002 そんな街の安宿に一週間ほど滞在していたボクは、宿で出会った旅人にこんなコトを聞いた。

トルコはメガネが安い。

その人は実際、トルコで買ったというメガネをかけていた。

別に普通のメガネだ。

旅中、一応、メガネも持っていたボク。

と言っても、高校時代に買ったそのメガネは既に度が合っておらず、あくまでも非常用として。

旅先でメガネを買う?

なんか面白そう。

ボクは、トルコでメガネを買うコトに。

その旅人も購入したというメガネ屋に行き、早速フレームを選んだ。

日本と何ら変わらない小奇麗な店内には多くのフレームが並べられており、帰国後も使えるように実用的なものを、と無難なデザインのものを選んだ。

ここまでは日本と全く同じ展開。

なんだこんなもんか。

さぁ次は視力を測ってレンズ選び・・・。

日本なら機械を覗き込んで、瞳孔に光を当てたり、中に見える図柄を見たり。

もしくは昔ながらの壁掛けの表を離れた所から見て、上だと下だとか指で示して視力を測定する。

そして視力に合ったレンズを色々かけてみて、一番合うのを選ぶ。

そんな感じだろう。

さて、トルコは・・・

何枚かのレンズが用意され、付けたり外したり。

そして、外の看板を見ろ、と。

あの字がよく見えるか?

このレンズとこのレンズ、どっちがよく見える?

そんな感じのやりとりでレンズは決められた。

え?

こんなアバウトでいいの?

しかもボク、乱視なんですけど・・・。

乱視って英語でなんて言うんだ?

まぁいっか。

数日後、ボクは完成したメガネを受け取るためその店に。

金額は確か当時の日本円で一万弱。

ん?

別に安くもない?

しかも、案の定、いまいち、度が合ってないというか、使い勝手が良くなかったそのメガネ。

使えば使うほど、目に合っていないコトが実感できた。

それでも帰国後も使い、数年前、新しいメガネを買ったので、その役割を終えたトルコメガネ。

せっかくだから思い出に取っておこうかとも思ってたけど、そらちゃんが見事に壊してくれた。

Conv0001こうしてブログにも書いたし、これでお別れだ。

さよなら、トルコメガネ。

そんな訳で、メガネを買うなら、安くて検査もしっかりしている日本で買った方が無難です。

ちなみにトルコでは他にも、「リーバイスのジーンズが安い」という旅人の情報を真に受け、ばっちり偽物を購入したボクでした(^_^;)

トルコリーバイス。

あれも今どこにあるんだろ。

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2008/11/05

職員旅行~私を砂に埋めちゃって、そして桜島・・・編~

海沿いの道をしばらく走り、天璋院篤姫ゆかりの地、今和泉(いまいずみ)へ到着。

看板などがなかったら、通過してしまうだろう海沿いの小さな町。

篤姫ゆかりの地というコトで、ファンなら堪らないはずだけど、残念ながらNHK大河ドラマ「篤姫」はもちろん、「大奥」も観たことがないボク。

正直言って「篤姫」のコトはほとんど知らない。

なんと同行メンバーも、誰一人として「篤姫」に詳しくなかった。

篤姫サン、ゴメンナサイ。

とはいえ、大河ドラマ篤姫が記録的な視聴率を残した今、鹿児島に行っておきながら、篤姫に全く触れない旅行なんて許されない。

町中に点在するゆかりの地を車で巡り、最後に一族のお墓参りを済ませ、今和泉を後にした。

篤姫がちょっとだけ身近な存在になった様な気になりながら・・・。

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2日目の宿泊地は、九州最南の温泉地「指宿(いぶすき)」の「指宿フェニックスホテル」。

スケールの大きな名前のくせに小さな旅館だったらおもしろいけど、名前通りデカいホテル。

格安旅行パックに付いてて、口コミ情報では正直評判が良いとは言えないホテルだったので、幹事としては内心ドキドキしていた。

確かに一昔前の巨大リゾートホテルって感じで、建物の老朽化や昭和っぽさは否めない。

ハワイをテーマにしてるらしいけど、それがまた中途半端。

夕飯だって、評判通り、決してお勧めできるものではない。

Conv200811050006 それでも全室オーシャンビューだし、和室は広いし、バカでかい温泉は気持ち良かったし、まぁ安いし良いんじゃない?

何より社員教育が行き届いてる感じで、若いスタッフたちの接客には好感を持てた。

昭和っぽさが逆に新しいのかもしれないし。

ガンバレガンバレ。

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ホテルで一休みした後、車で5分ほど離れた場所にある公営施設「砂むし会館砂楽」へ。

砂むし風呂はホテルでも体験できるけど、やっぱり本場に来たからには、「本物」を体験してみたい。

もちろん初体験だからドキドキワクワク。

Conv200810310010併設された温泉施設で浴衣に着替えて海岸に出る。

基本時間10分ほど、温かな砂に埋められる。

砂むし風呂の後は、温泉に戻って砂を洗い流す。

そんな手順を確認し、さぁ、砂むし風呂初体験♪

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Conv200810310009砂むし風呂は地熱を利用していて、干潮時には砂浜に埋められる。

ボクたちが行った時には満潮だったので、砂浜にある屋根つき砂むし風呂を体験するコトに。

バイトらしきお兄さんたちが手際良く、浴衣をまとったボクたちをスコップで埋めてくれる。

Conv200810310011しばし・・・ポカポカタイム♪

他のメンバーは、ほぼ基本時間通り10分で砂から這い出て、温泉に。

ボクは一人、他団体のおじいちゃんおばあちゃんに交じって、30分ほど砂に埋まってた。

Conv200811050007初めのうちは、足の方だけ血が循環してる感じだったけど、少しずつ全身が温められていく。

最後の方は、全身の血液が波打ってる感じで、全身がドックンドックンだった。

うん、確かにやりすぎは危険かも。

それでもまぁ、満月の下、打ち寄せる波の音を耳に、心地良い砂の重圧感を感じながら、全身がポカポカしていく感覚は不思議で何とも言えない。

実に風情ある癒され体験でした♪

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最終日は快晴の下、鹿児島市内へ移動。

西郷隆盛の生家跡地そばにある「維新ふるさと館」を見学。

ここがなかなか面白い。

いや、かなり面白い。

体感型博物館といった感じで、色々と工夫された館内。

Conv200811050001西郷さんやその他、幕末ヒーロー達のロボが大活躍。

手がロケット砲になるは、目からビームが飛び出すはで、ヒーロー達が次々と怪獣たちをやっつける・・・っていうのはウソだけど。

とにかく明治維新までの激動の歴史を、短時間で知るコトが出来た。

学生の頃、歴史に興味が持てず苦手教科でもあったボク。

今でも歴史にはあんまり興味がなく、知識もない。

そんなボクを十分に楽しませてくれ、「歴史をもっと知りたい勉強したい」って思わせてくれたこの場所。

小中学生の頃に来ていたらなぁ。

いや、今からでも遅くない、本を読もう、そうしよう。

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Conv200811050002そして、有名な西郷隆盛像へ。

上野の西郷さんより、はるかにデカいという本場の西郷像は、確かにデカい。

もっとも上野の像は見たコトがないんで、何とも比べられないんだけど、とにかくデカい。

維新ふるさと館での興奮が冷めていなかったので、西郷さんが妙に格好よく見えてしまう。

西郷さん、また会いましょう・・・次は上野で?!

ちなみに西郷さんの銅像と言えば、鹿児島空港前に大仏みたいにデカい銅像があった。

きっとあそこの西郷さんがどこのよりも大きいんだろう。

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Conv200811050003今回の旅行の締めを飾るのは、やっぱり桜島。

桜島フェリー」は1時間に何本もあって、片道15分ほどで行き来している。

人だけなら片道150円と、運賃も良心的。

Conv200811050005ボクたちはレンタカーと共にフェリーに乗り込み、桜島を目指すコトに。

飛行機、車、船・・・と変化に富んだ今回の旅行は、何ておもしろいんだろう・・・と自画自賛してみたり。

時間に余裕がなかったので、島での滞在時間は1時間くらい。

島で一番の絶景という「湯之平展望所」からの絶景を満喫。

Conv200811050004 初日の阿蘇とはまた違った雄大な景色が最高。

秋風が実に心地良い。

そして桜島は「島」だと思っていたけど、過去の噴火によって、実は大隈半島と陸続きになっているコトを知る。

へぇへぇ。

いつかまた来る機会があれば、「桜島マグマ温泉」に入ってのんびりしたいものだ。

サヨナラ、桜島。

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そんな訳で、2泊3日、熊本~鹿児島を巡る旅行が終わった。

心残りとしては、鹿児島市内をゆっくり楽しめなかったコト。

鹿児島の味を心置きなく味わえなかったこと。

特に鹿児島名物「白くま」を、夏季限定なので食べられなかったのが残念。

あとは、失くし物、忘れ物なしの旅行にするはずが、最終日、鹿児島空港で昼食を食べたレストランに、上着を忘れてきてしまったコト。

来年こそは、忘れ物をしないように気をつけます♪

同行メンバーの皆様、ご協力ありがとうございました!

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2008/11/02

職員旅行~知覧の昔に想いを馳せて・・・編~

天気にハラハラさせられた旅行初日の熊本、阿蘇。

一番晴れて欲しい時、場所がそんな感じだったのに、2日目、3日目の降水確率は「0パーセント」

まぁそんなもんだ。

見事な秋晴れの下、九州道を南下し、一気に本日の目的地、鹿児島県南九州市、知覧を目指す。

移動はミニバンタイプのレンタカー。

今回は、行程上、熊本空港で借り、鹿児島空港で返す計画。

通常なら「乗り捨て」扱いとして割高になる所、色々調べて発見した最安の会社「スカイレンタカー」。

キャンペーン期間中のため、乗り捨て料金もかからず、基本料金も相場より1万円近く安く借りられた。

もちろんサービスや車に何の問題もない。

九州でレンタカーを使うなら、お勧めです♪

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熊本南部、信州みたいな山間部を抜け、鹿児島県へ。

その昔、ヒッチハイクで鹿児島港まで行き、そこからフェリーで沖縄へ渡ったコトがある。

人生最初で最後?、「その道の方」が運転する黒塗りの高級車に乗せてもらった・・・というエピソードを、ふと思い出す。

(車と運転手の方の外見にビビリまくり、必死に車内を和ませようと会話するボク)

運転手:ほぉ長野県から来たんか。

運転手:長野県にはワシも行ったコトがある。

運転手:軽井沢だったかな・・・。

ボク:そうなんですか?観光か何かですか?

運転手:逃走じゃ・・・

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あれから10年以上経ち、今回は自分でハンドルを握って車を走らせている。

立派になったもんだ。

そんな訳で、人生二度目の鹿児島県。

左に桜島を眺めながら、鹿児島市を通過し、指宿(いぶすき)スカイラインの展望場所にて休憩。

Conv200810310001遠くに桜島を見下ろす景色が、何とも素晴らしい。

海の上にある山・・・あるようであまりない風景だと、ボクは思う。

明日にはその風景の中にいるんだって思うと・・・堪らない。

最終日は、桜島に渡る予定である。

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スカイラインを抜け、のどかな田舎道を走ると、間もなく知覧町に到着。

特攻隊の基地があった場所として、悲しい歴史を持つ町。

鹿児島に行くなら外せない町、個人的にも行ってみたい場所の一つだった。

薩摩の小京都とも言われ、武家屋敷や庭園が残るコトでも知られている知覧町。

大きな空の下、町中に水路があり、そこにはきれいな水が流れ、沢山の鯉が泳いでいる。

悲しい歴史さえなければ、何も知らなければ、実に平和で静かで穏やかな町。

いや、沢山の悲しい別れを経験したからこそ、現在の町の雰囲気なのかもしれない。

Conv200810310004 印象的なのが、町中の道路脇に建つ灯篭。

新しいもの、古いもの、無数の灯篭が静かに立ち並んでいる。

それらは、特攻隊として戦死した兵士の数だけあるそうだ。

自然と厳粛な雰囲気になる車内。

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そして、知覧特攻平和会館へ。

館内には、特攻隊に関連する資料、そして特攻隊員として戦死した方々の写真、家族や恋人へ宛てた手紙などが無数に展示されている。

Conv200810310003何も考えず、何も感じずに眺めれば、単なる沢山の「展示物」であり「資料」なのかもしれない。

死を覚悟し、愛する人たちへ宛てた最後の手紙、そこに綴られた言葉の数々。

全てに目を通せない位、ものすごい量。

それらは「死」を覚悟した人が想いを綴った「遺書」。

そうか「遺書」なんだ。

本物の「遺書」を目の前にし、読む機会なんてそうあるもんじゃない。

特攻隊員のほとんどが、10代後半から20代の夢や希望に溢れた若者たち。

当たり前の様に、家族や恋人や友達がいた若者たち。

ボクらと何ら変わらない。

違うのは彼らが生まれ育った「時代」だけ。

笑顔の人もいれば、キリッとした顔の人もいる。

まだまだあどけない表情の少年もいる。

写真が撮影されていたその時、彼らは確かに生きていた。

そんな当たり前のコトが脳裏をよぎる。

彼らの年齢より少しだけ上回っていて、一人娘の父親という立場のボク。

もし自分が、死を覚悟したら、誰を想い、どうやって文章に表すというんだろう。

重い爆弾と片道分の燃料を積んだ飛行機に乗って飛び立つ明日の現実を、どう受け入れるんだろう。

とても自分には受け入れられない。

卑怯者や弱虫と言われたって良い、ボクは生きたいと願うに違いない。

Conv200810310002

目立たない様に半地下構造となった三角の小屋の中、薄暗い中で、彼らは「明日」のコトを考え、想いを文章にした。

想像しただけで、無念で切なくて心が張り裂けそうになった。

ボロボロと涙が溢れてくる。

キレイごとや美談で済ませちゃいけない。

戦争という悲劇の下、無念で仕方なかった人が沢山いたコトだろう。

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Conv200810310005とても整理しきれない過去の現実を胸に、平和記念館を後にし、車で5分ほど離れた場所にある「ホタル館冨屋食堂」へ。

特攻隊員たちの母として有名な「トメおばさん」の食堂が、資料館として再現されたその場所でもまた、ボクは涙を流した。

遠い昔のコトではなく、つい六十数年前に日本で起きた現実だってコトを、ボクたちは忘れちゃいけないと思う。

そして現在も、地球のあちこちで、同じ様な悲劇が起きているコトを、ボクは静かに想った。

世界に平和が訪れますように。

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Conv200810310006

その後、徒歩ですぐの武家屋敷群を歩き、庭園を見て回った。

青い空と緑の庭園、大小の石、立派な日本家屋が素晴らしい。

一般公開された家屋や庭もあれば、今も実際に人が生活している家もある。

Conv200810310007 それぞれの違いや本当の奥深さは理解出来ないけれど、心を沈め、整理するには良い時間だった。

でも何より、2時を過ぎ、お腹がすいていた。

「美」を理解するためには、とりあえず知識と充足感が必要なようだ。

武家屋敷群を一通り見て回った後、遅い昼食をとるコトに。

Conv200810310008 調べておいた店に行き、炭を練りこんだという「炭カレー」「炭うどん」を注文。

強烈な見た目に反して味は優しく、普通に美味しかった。

食事後、篤姫ゆかりの地でもある「今泉」を経由し、宿泊地指宿(いぶすき)を目指すコトに。

つづく・・・。

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2008/10/28

職員旅行~火の山リベンジ編~

ここ数年、恒例となっている「ミステリーツアー」方式の職員旅行を計画、実施した。

空港到着後、秘密にしていた行き先を告げ、手作りの「旅のしおり」を配る。

今回の行き先は~♪

ジャジャーン!!!

事前に何となく情報が漏れるため、大して盛り上がらないけど、そんなコトは気にしない。

職場から多少の補助が出るとは言え、参加メンバーからは大金を集めるだけに、リーズナブル、かつ充実したツアーにしなければならない。

「絶景」「ご当地グルメ」「温泉」

そんな基本さえ押さえておけば、予定外のハプニングなんかも起きて、思い出に残る旅行になるもんだ。

あとは天気だけ・・・。

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早朝に飯田を出発した一行は、飛行機で一気に九州、熊本へ。

そう、昨年と同様、今回の旅も熊本から。

昨年は、熊本空港に降り立つ前、眼下に見えた阿蘇山の赤い山肌に感激。

ただし、先に宮崎を観光し、2日目にいざ阿蘇山に!って張り切って向かったら・・・

案の定?強風と濃霧のため、通行止めで山頂には行けず・・・。

そう、ボクは雨男。

旅行なんて晴れた方が良いに決まってる。

かと言って、雨男なんで幹事できませ~んって訳にはいかない。

昨年のリベンジを果たすため、今回は初日に阿蘇山、2~3日目に鹿児島という旅程に。

初日に阿蘇山の絶景に触れ、一気にメンバーのテンションを上げる作戦だった。

だった・・・。

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前日まで、全国的に秋晴れが続いていた。

翌日からも全国的に秋晴れが続く予報。

それなのに。

それなのに・・・。

なんと、阿蘇山に行くその日だけ気圧の谷間で雨、その時間帯だけ雨!という奇跡の予報。

またも雨男ぶりを発揮してしまった。

しかし、2年連続で阿蘇山頂に行けないなんてあり得ない。

そう、あってはならない。

Conv200810270014予定を変更して、初日の午前中は、昨年も好評だった「カドリードミニオン」へ。

相変わらずクマさんだらけ、でもクマだけじゃない。

鳥、犬、猫、豚、蛇、ロバ、ダチョウ・・・渋めの動物が色々。

Conv200810270001今回は、昨年見なかったクマのショーも見た。

思い通りに動いてくれないクマさんを前に、必死なスタッフの姿が痛々しい。

もういいです!」って、何度叫びたくなったコトか。

Conv200810270002空気を読んだのか、大きなクマさんは面倒くさそうにボールと自転車に乗った。

やれやれ。

お茶の間の人気者、チンパンジーのパンくんは何だか疲れ気味だった。

とは言え、相変わらず色々と工夫されていて楽しい動物園である。

とりあえず阿蘇のお勧めスポットです。

Conv200810280003 その後、昼食の「だご汁、高菜飯セット」を食べながら、空模様とにらめっこ。

※ 高菜は熊本名物、「だご汁」は「だんご汁」が訛った名の料理で、「すいとん」みたいな感じ。

昼食後、小雨と濃霧の中、山頂目指して車を走らせてみるコトに・・・。

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Conv200810270004  ロープウェイ乗り場に到着すると、薄曇りながら、山頂へ続く有料道路のゲートは開いていた。

昨年は、ロープウェイが運行中止、ゲートも閉まっていただけに、ただそれだけで嬉しい。

全面開放中

なんて素晴らしい響きなんだろう。

一度、「全面閉鎖中」を味わっているだけに、その感動も倍増だ。

数分後、山頂到着。

Conv200810280004 車を降り、興奮気味に火口を目指して走り出すボク。

急な噴火に備えて避難用シェルターが建ち並ぶ風景。

山頂にあいた巨大で深い穴。

Conv200810270003ゴツゴツとした溶岩石。

エメラルドグリーンの火口湖。

モクモクと上がる噴煙。

Conv200810270007どこまでが噴煙でどこからが雲なのか、もはや分からない。

気が付くと、ドンヨリとした雲に覆われていた空が、青く明るくなっていた。

すごいよ阿蘇山、すごいよ九州、すごいよ地球、そして天気の神様ありがとう。

こうして、ボクはリベンジを果たした。

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Conv200810270008阿蘇山を下った一行は、築城400年の歴史を持つ熊本城に。

昨年は日程上、道路から外観を眺めただけだったので、今回はゆっくり城内を見学するコトに。

1887年2月、西南戦争で焼失。

Conv200810280001昭和に入って再建された城の内部は、容赦なくアスファルトや鉄筋を使っていて、趣こそないものの、そのスケール、外観の格好良さは抜群。

「武者返し」と言って、上部が反り返ったような石垣がまた美しい。

優美な石垣は昔からのそのまま残っているとのコト。

さすがに国宝の貫禄十分、立派な城だった。

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夕食は予約していた居酒屋「十徳や別処(はなれ)」に。

Conv200810270009その日、天草港から水揚げされたばかりの魚介類の刺身は、歯応えがあって最高。

特に白身魚。

九州はやっぱり白身魚が美味い。

Conv200810280002 そして、熊本名物「辛子レンコン」。

レンコンの穴に辛子を詰めて揚げるだけのシンプルな一品だけど、これまたホクホクして美味い。

熊本名物「鮮馬刺し」。

Conv200810270010_2熊本に来たら外せない。

赤身、ふたえご、たてがみ。

馬刺しと言っても、一般的な赤身だけじゃないのがさすが。

Conv200810270011_2そして、今回初めて食べた「馬カルビの鉄板焼き」が格別だった。

牛とも豚とも違う、独特の旨みに、ビールが進む進む。

飲んで食べた後は、もちろん熊本ラーメン。

旅行にご当地ラーメンは欠かせない。

下調べしていた店は、老舗の「こだいこ」。

居酒屋の店長お勧めのその店は、徒歩で数分の場所にあった。

少し分かりにくい場所にあるのに、様々な年代の客がひっきりなしに入ってくる。

Conv200810270013

きっと熊本市民には定番のラーメンなんだろう。

まろやかなスープで、やや豚骨パワーが弱い気もしたが美味しかった。

もっとも、それ以上の強烈臭ラーメンだと、女性メンバーはその豚臭さにやられていたに違いない。

そんな訳で、念願の阿蘇山にも行けたし、熊本グルメも満喫できて、なかなかの滑り出しを見せたミステリーツアーなのでした♪

2日目につづく・・・?!

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2008/07/10

崖の上のモンモン

県外の結婚式に招待されるコトが多いボク、そして我が家。

家族で招待された時には、ここぞとばかりに観光してくる我が家。

二人とも不定休、かつ不規則勤務なので、連休を取っての旅行が難しいという事情もある。

もちろん金銭的な事情もあるのだけれど・・・。

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Conv200807100006 今回、ボクが結婚式に出ている間、弟二人にも付き合ってもらい、しながわ水族館へ。

品川には、水族館が新旧の二ヶ所あるらしいけれど、新しい方はカップル向け、昔からの方はファミリー向けらしい。

Conv200807100007 当然、今回は昔からの方に。

そらちゃんは、大きな「エイ」を見たコト、「ヒトデ」を触ったコトが印象深かった様で、後から話してくれた。

大阪から早めに駆けつけて付き合ってくれた弟二人には、感謝感謝。

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そしてもう一ヶ所、埼玉での結婚式の帰り道に、「三鷹の森ジブリ美術館」へ。

時間予約制なので、事前に10時~のチケットを入手しておいた。

混雑させたくないという配慮なんだろうけど、平日なのにそれなりに込んでて、アジア系外国人が妙に多かった。

撮影禁止の館内で、バシャバシャ写真撮影していた彼ら。

きっと今や、そんな彼らが訪れてくれないと成り立たない観光地も多いんだろう。

何はともあれ、ジブリ作品はアジアでも大人気の様だ。

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特別、ジブリファンではないけれど、「天空の城ラピュタ」が好きなボク。

野外に設置されているという「ロボット兵」に、ぜひ会ってみたかった。

「となりのトトロ」しか知らないけれど、トトロが相当好きなそらちゃん。

そんなそらちゃんを、小学生以下限定の「ネコバス」で遊ばせてみたかった。

Conv200807100003今回は、ボクの従兄弟夫婦の息子、つまりそらちゃんの「はとこ」も同行するコトに。

大人に連れられていくより、子ども同士の方が絶対に楽しめる。

しかも男女となれば、まるでパズーとシータの様・・・と勝手に盛り上がるボク。

Conv200807100002案の定、ネコバスではお互いを意識しながら、制限時間の5分を使ってしっかり遊べてた。

ちなみに美術館完成時、既に大人だったボクは、永遠にネコバスでは遊べない。

子どもの頃に遊べたら楽しかっただろうな・・・と軽く嫉妬しながら二人を眺めてたボク。

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さて、ジブリ美術館は美術館であって、決してテーマパークではない。

テーマパークを期待して行くと、少し拍子抜けするかもしれない。

そして、残念ながらジブリを知らない大人、子ども心を忘れた大人が楽しめる場所ではない。

実際、全然楽しくなかった、時間が余った等という感想を、聞いたコトもある。

でも、ボクは楽しくてステキな場所だと思った。

確かにテーマパークみたいに、刺激的なアトラクションや派手さはない。

Conv200807100004_2きっと自分が楽しむコトで、初めて完成する美術館なんだろう。

至る所に「遊び心」が隠されていて、受身では出会えない「楽しみ」や「発見」が盛り沢山。

何の予備知識もなく、公園に遊びに来た子どもが、偶然この場所を発見して館内へ・・・。

そんな妄想をしてみると、何だかワクワクしてくる。

Conv200807100009 地下のミニシアターで上映されてた短編映画は、となりのトトロの番外編。

あっという間に終わってしまったけれど、完成度が高くおもしろかった。

そらちゃんにとっては、人生初の「映画館で観た映画」となる。

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さて、売店で、そらちゃんのお土産を何か買うコトに。

ジブリが誇るキャラクターのぬいぐるみや人形が盛り沢山の店内。

どれにするのかと思っていたら、手に取ったのは見知らぬ「緑のモグラ」。

Conv200807100005何だこりゃ・・・?

トトロとかネコバスとか色々あるのにそれで良いの???

他のにしようよ~

…と説得を試みるが、「緑のモグラ」を手放さないそらちゃん。

眠気と疲れもあってダダをこね始めたので、仕方なくレジへ。

コレ、なんなんですか?

・・・レジの人に聞いてみた。

Conv200807100008どうやら、ジブリ最新作「崖の上のポニョ」に出てくる「ミジンコ」らしい。

その名も「水グモもんもん」。

ミジンコ?水グモ?どっち?!という感じのこのキャラクター。

残念ながら大人のボクには、その可愛さが理解出来ない。

でも、そらちゃんは何だかとっても気に入っている。

今月19日、ジブリ最新作「崖の上のポニョ」が公開となる。

数ヵ月後には、定番キャラクターになっているんだろうか・・・。

とりあえずボクは、主人公の「ポニョ」よりも、「モンモン」が気になって仕方がない。

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2008/06/14

人生に影響を与えた出会い

1999年、南米大陸を旅したボクは、2000年を南アフリカの首都ヨハネスブルグで迎え、その後、アフリカ大陸東部を北上し、数ヵ月後、エジプトにたどり着いた。

Conv200806140005 さすが世界的観光地なだけある。

どこに行っても日本人、日本人、日本人・・・。

そしてやたらと日本語を使うエジブト人。

いかにボクをだまそうか、お金をぼったくろうかと寄ってくる人たち。

Conv200806140003同じアフリカ大陸と言えど、それまで旅してきたアフリカとは全く違う。

治安は格段に良いけれど、だます人、だまされる人の多い国。

世界中から人とお金が集まるのだから、仕方ないのかもしれない。

Conv200806140002 何はともあれ、砂漠、そして人気のないピラミッドは本当に素晴らしい。

それだけで全てを許せた。

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Conv200806140004 首都カイロでは、毎日のようにB級グルメ「コシャリ」を食べて過ごした。

安宿では、毎日のように新しい旅人に出会い、自己紹介をし、旅の話をして過ごした。

長期休みだったこともあり、旅馴れない学生の旅人も沢山。

面白味のない旅人、惰性で旅を続けている旅人・・・とにかく旅人の数が多く、印象に残らない出会いも多かった。

旅人と出会い、知り合うコトに、正直、疲れていたボク。

そんな中で出会ったのが「タケシ」という名の学生。

初めての海外旅行でエジプトにやって来たという彼は、実に不思議な男だった。

何も知らない彼に、ボクは旅の仕方や旅の素晴らしさを語り、彼もまたおもしろい話でボクを楽しませてくれた。

彼が話してくれたこんな体験談を、今でも覚えている。

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日本で生活している学生寮は、夏場、暑くて仕方がない。

そこで、キンカンを塗ったら気持ち良いかも・・・ってひらめいた。

早速、全裸になり、全身にキンカンを塗りたくってみたら・・・。

デリケートな部分がヒリヒリ痛くてたまらない。

あまりの痛さに一人、部屋で大暴れ。

ふと我に返ったら、鏡の前に全身ピカピカの自分が写ってた・・・。

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そんな彼は、強烈に頼りなく、こういう人が旅先で騙されちゃうんだろうなぁ、と思わされる男でもあった。

案の定、数日間、とある有名観光地に行った彼は、典型的パターンの手口で騙され、大金を失って帰ってきた。

どんな手口だったか今となっては覚えていないけれど、ガイドブックに載っているような、見事な騙され方に驚かされた。

色んな意味で、印象深かった「タケシ」との出会い。

そんな彼が数年後、連絡をくれた。

青年海外協力隊として、南米パラグアイに赴任するとのこと。

彼がそんなたくましい人生を歩み始めたコトに、ボクは驚かされた。

あれから何年経ったんだろう。

今日、このブログの前回コメント欄に、懐かしい名前を発見。

あの「タケシ」からのメッセージだった。

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ボクは、大学2年の春休みを利用して数週間、中米、ペルーを一人旅した。

その時、メキシコでとある旅人に出会った。

世界一周するんだ・・・」と話す彼との出会いが、ボクの人生に大きな影響を与えた。

「世界一周」という言葉が、現実的な言葉として頭にインプットされた、忘れられない出会い。

それから2年後、ボクは「世界一周」という名の旅をした。

そして驚いたコトに、2年前に「世界一周」を意識させてくれた彼と、ペルーで偶然の再会を果たした。

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あなたとの出会いがわたしを大きく変えました

タケシの現状、進路、そしてそんな一文に、ボクは感激した。

人との出会いは、時に、その人の人生を変え、自信やきっかけを与え、人生に彩りを与えるコトがある。

きっとエジプトで出会った頃の頼りない彼は、様々な経験を経て何倍も何十倍もたくましく成長したんだろう。

そんな彼の人生に、ボクが少しでも影響を与えられたのだとしたら、それは幸せなコトだ。

8月から、ドミニカ共和国で働くという彼を心から応援したい。

「タケシ」のブログ、追越ノート―「ここ」から世界へ

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連絡ありがとう。

ボクもぜひ再会したいです。

美味しいお酒を飲みながら懐かしい話をしましょう。

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2008/05/11

歯医者の話~後編~

エクアドルにて予定外の歯科通院を経験し、その後は順調に旅を進めた。

Conv200805110001_2 あれから約1ヶ月後、マチュピチュ観光の拠点、ペルーの古都クスコにボクはいた。

奥歯が痛み出したのは突然だった。

鈍く、遠い痛みから、気が付けば苦痛で口を開けられない程に。

それは完全に虫歯の痛み。

痛む場所は、エクアドルで治療し、何の問題もなかったはずの歯。

ボクは電話帳で歯医者を探した。

今回は完全な虫歯治療になるだろう。

ノリで歯医者を決める訳にはいかない。

スペイン語が多少身についてきたとはいえ、所詮、旅行に困らない程度。

出来ることなら日本語が通じて欲しい。

ペルーには、日系人が少なくない。

もしかしたら日本語で診察を受けられる歯医者があるかも。

そう考えたボクは、日系人っぽい名前の歯医者を探した。

あった!

「コバヤシ」だか「サトウ」だか「タナカ」だか忘れたけど、とにかく日本の香りがする歯医者が。

アドレスを見て、早速、その歯医者まで行ってみた。

しかし、受付など、完全なスペイン語対応・・・。

不安になりながらも、名前を呼ばれて中に入ると・・・

やった!

日本人顔のおじさん先生が登場!

自分の幸運さに感激しながら話しかけると・・・

ガーン・・・

日本語は全く通じない。

仕方ないのでジェスチャー交じりで症状を伝え、診察台へ。

診察の結果、絵と模型を使いながらボクに説明してくれた。

要約すると・・・

かなりひどい。

きちんと治すなら1ヶ月くらい。

ただし抜いちゃえば今日で終わり。

痛みはなくなる。

奥歯を抜くコトに抵抗はあったけど、あまりに痛かったコト、そして時間とお金を考慮して、ボクは抜歯を選択。

今、思い出しても怖くなる。

登場したのは、漫画みたいにデカイ注射、そして閻魔さまが持ってるような無骨なペンチ。

ザクッ!

グリッ!

ゴキッ!

スパッ!

ボクは、ペルーで奥歯を抜いた。

その後、アフリカや中東で歯医者に行くコトもなく、ボクは無事に旅を続けた。

あんな怖い思いを繰り返さない様に、それまで以上に、歯をしっかり磨きながら。

で、どういう訳か、奥歯を抜いてポッカリ穴が開いた場所から、また歯が生えてきた・・・。

え!?

乳歯だったの???

何だか分からないけど、旅の途中、歯が生えてきた。

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清潔で、広くて、日本語が通じて、最新機器が揃った歯医者の診察台で横になったボクは、昔を思い出してみた。

今となっては、ペルーで抜いて、生えてきた「奇跡の奥歯」がどの歯だったのか覚えていない。

とりあえず自分が置かれている「現状」に、何だか妙に、「安心」してしまった。

「安心」ってすばらしい。

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歯医者の話~前編~

3年ぶりに「ハイチュー」をもらって食べたら、

3年ぶりに奥歯に詰めてた「銀」が取れて、

3年ぶりに歯医者に行くコトになった。

そうなると必ず虫歯が発見されるもので、

歯石を取ったり、何だかんだで、歯医者に3回通った。

虫歯の治療は好きじゃないけれど、診察台に寝そべりながら、ボーっと色々考えるのは嫌いじゃない。

目を閉じて、口を開けながら、音や歯への感触から、口内へ侵入している「器具」の形を妄想する。

いくつになっても歯医者って怖い。

海外で二度、歯医者に行ったコトを思い出した。

もう随分前の話だけれど。

今になったら笑い話だけれど・・・。

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世界一周の旅に出る前、旅先で歯医者に通うコトにならない様、しっかりと歯の治療をしておいた。

それでも、旅立って数ヵ月後、奥歯の「銀」が外れて歯医者に行く羽目になったボク。

Conv200805110002 スペイン語学習のため2ヶ月間滞在した、南米エクアドルの首都「キト」での話。

「銀」をはめるだけのコトだから、まぁどこでも良いか。

海外で歯医者ってのも何だかネタになりそうだし・・・。

そんなノリで、ボクは看板だけを頼りに、とある雑居ビルの中の一部屋を訪ねた。

戸を開けてビックリ。

せまっ!

全く奥行きのない4畳半ほどの部屋に、診察台が一つ。

Conv200805110001 白衣を着たおばちゃんが一人、笑顔でイスに座ってた。

ボクは「銀」を差し出し、覚えたてのスペイン語で、それを詰めて欲しいと伝える。

ちょっぴりビクビクしながら、言われるがままに、ボクは診察台へ。

歯を消毒した後、手際よく、おばちゃんは「銀」を元通りに詰めてくれた。

ホント、あっけない位に、手際よく。

「ペプシ」の紙コップに注がれた水で、口をゆすぎ、安い治療代を支払い、ボクは歯医者を後にした。

海外での歯医者体験、それだけで終わるはずだったのに・・・。

後編へつづく。

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2008/02/13

だるま市

いったい何なんだ。

アンパンマンの圧倒的な人気は・・・。

今や、あらゆる子どもグッズにアンパンマンが描かれている。

アンパンマンが嫌いな子どもなんて、もしかしたら日本には存在しないのかも。

それ程、子どもたちに愛されているヒーローでありアイドル。

しかし、うちのそらちゃんは、そんな一般の子どもとは一味違う。

別にアンパンマンが好きな訳じゃない。

実は、1歳を過ぎた頃からだるまが好き。

神棚の上なんかにだるまが置いてあると、誰よりも早く発見し、ボクたちを驚かせてきた。

つまり、アンパンマンが特別好きなのではなく、「だるまみたいに丸いアンパンマン」が好きなのである。

アンパンマンのモデルって、実はだるまだという説もある(これはデタラメ)。

Conv200802120006そんなそらちゃんが、1歳の時に足を運び、だるま好きになった場所。

だるま好きには堪らない場所、だるまの聖地?「だるま市」に行ってきた。

場所は伊那市高遠、毎年2月11日に開催されるこの市は、400年もの歴史があり、この辺ではけっこう有名。

Conv200802120004全国的にはもっと有名な場所もあるが、信州伊那谷では何と言っても高遠のだるま市(らしい)。

今回初めて、義父母に連れられて行ってみたけれど、だるまだけでなく出店も並び、けっこうな人で賑わっていた。

Conv200802130002だるまがメインのこの市場。

昔より随分規模は小さくなったらしいけれど、大小数多くのだるまが売られている。

だるまは色によって異なった「運気」があるそうで、有名な赤だるまは「総合運」という何とも無難で欲張りな「だるま」らしい。

Conv200802120002そしてだるまの価格はあってないようなもの。

交渉次第でどんどん安くなっていく。

原価を考えるとそりゃそうだと思いながらも、縁起物なので、値切り過ぎない程度の値段で購入。

今年は小さな赤だるまと、少し大きい白だるま(幸せ運)にしといた。

だるま、だるま、だるま・・・。

Conv200802120007だるまばかり見ていると、昔ながらの赤ポストまで、何だかだるまっぽく見えてきてしまう。

そんなポストを見て「だるま!」とでも言ってくれたら、良いネタになったのに、そらちゃんは見事に素通りしていった。

まぁそんなもんだ。

ちなみに、このだるま市でそらちゃんは、生まれて初めてお面を購入(義父に買ってもらった)。

Conv200802120009散々迷った挙句、選んだのはアンパンマンに出てくるドキンちゃん。

アンパンマンかドキンちゃんか悩んだ末、何故かドキンちゃんに決めた。

一般の子どもと同様に、アンパンマンが大好きなそらちゃん。

でもお面はドキンちゃんに惹かれたそらちゃん。

でもドキンちゃんって、ちょっとだるまっぽい?!Conv200802120008

アンパンマンが好きだけど、やっぱりだるまも好きなそらちゃん。

だるまを使っておままごとする子どもは、そう多くはないはずだ。

さて、来年は何色だるまにしようかな・・・。

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2008/01/05

故郷への旅~後編~

前編で書いた通り、完璧なはずだった今回の帰省旅行。

致命的ミスに気付いたのは、長野から大宮行きの新幹線に乗った直後、トイレで用をたしている時。

何気なくジーンズのお尻のポケットに手をやると、あるはずのモノがないコトに気付く。

ん?

財布がない・・・。

おいおいお~い!

予期せぬコトが起こるから旅はおもしろいと言うけれど、今回は普通の子連れ帰省旅行。

別におもしろくなくて良い。

さて、財布はどこにあるんだろ。

嫁さんに尋ねてみるが、心当たりない・・・とのコト。

朝、家を出てから財布を使ってないし、バック等に入れた記憶もない。

考えられるとしたら、先ほど降りた長野行き快速電車の中。

知らぬ間にポケットから落ちて、座席か床にあるかも・・・?!

でも、長野が終着駅だったので、仮に落としたとしても清掃員が拾ってくれるに違いない。

それか、そもそも家に置き忘れてきたのか・・・?!

とりあえず車掌さんを探し出し、「~の電車の中に財布を置いてきたかもしれないんです・・・」と相談してみる。

いや~現金はなかなか出てこないですよ~。仮に見つかったとしても現金は郵送できないので、保管している駅に取りに行かないといけませんよ~

苦笑いしながらそう答える車掌さんだったけれど、とりあえず長野駅に連絡を取り、落とし物の確認をしてくれるコトに。

財布の中には、現金はもちろん免許証も入っていて、帰省中にどうしても必要。

それでも、きっと手元に戻ってくるはず・・・と妙な安心感があり、逆にこの危機的状況を楽しんでいるかの様な余裕顔のボクに、嫁さんは不安になり、苛立ち始める。

そりゃそうだ。

5分後、座席に戻ってきた車掌さんが、財布は長野駅に届いているコトを教えてくれた。

しかも本人の承諾があれば、特別に郵送も出来るとのコト。

さぁ、ここからが勝負だ。

車掌室にて、長野駅や大宮駅に問い合わせしてくれている車掌さん。

時刻表を片手に頭を抱える姿は、まるで推理小説に登場する刑事の様で、実に頼もしい。

向かいの個室にて、そのやりとりを見守るボク。

その貴重な光景を写真撮影しようと思ったけど、あまりにも不謹慎だからやめといた。

そりゃそうだ。

長野駅から大宮駅まではノンストップで1時間。

その間のほとんどをボクのために費やしてくれた車掌さんには、ホントに感謝しなければならない。

検討した結果、以下の任務がボクに伝えられる。

大宮駅での乗り換え時間は14分。その間に改札へ行き、遺失物の郵送依頼書に必要事項を書き込む

見事に任務が遂行出来れば、書類を長野駅にFAXしてくれ、本日の遺失物発送時間に間に合うとのコト。

大宮駅は夫婦ともに初めてであり、ホームや改札の位置関係は全く分からない。

しかも子連れ帰省のため、沢山の手荷物を持参しており、2歳児のそらちゃんもいる。

これは決して安易な任務ではない。

到着前、不安がる嫁さんと綿密な打ち合わせをした。

そらちゃんは嫁さんに背負われ、荷物は全てボクが持つコトに。

別行動し、八戸行き新幹線「はやて」に乗るホームで落ち合うコトに決める。

必ずまた会おう・・・。そして3人一緒に青森へ・・・。

到着と共に、ボクはダッシュで指定の改札を目指す!

ゴー!!!

息を切らしながら改札に行くと、全てを承知してくれている駅員さんが、用紙を手に笑顔で待っていてくれた。

ホームには、不安顔の嫁さんがボクを待っていた。

時間との戦いだったけれど、見事に任務完遂。

JR東日本社員の方々の素晴らしい対応、連携のおかげである。

Conv200801050004 翌々日の朝、財布は手元に戻ってきた。

昔、ヒッチハイクで乗せてもらった車に財布を置き忘れてきたコトがある。

その時は、親切なドライバーさんがボクの住んでいた大学の寮に送ってくれた。

アフリカでも、大金が入ったウエストポーチをバスの座席に置き忘れてきたコトがある。

その時は今回よりかなり絶望的、かつ致命的状況だったけれど、幾つかのバスターミナルを駆け回り、奇跡的に手元に戻ってきた。

大切に持ち歩いていても、強奪されてしまうコトがあるアフリカで・・・だ。

その他、色々な場所に色々なモノを落としたり置き忘れてきた。

手元に戻ってきたモノもあれば、それっきり再会できないモノもある。。

ボクは幸運であり、注意力散漫でもある。

もちろん繰り返さないように気を付けているし、毎回、反省もしている。

この天性とも言える「トラブルメーカー」的才能?が、そらちゃんに遺伝していないコトを祈りたい・・・。

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2008/01/01

故郷への旅~前編~

ボクの実家は青森県弘前市。

2008年の正月は、2年ぶりに家族を連れて実家で過ごすコトに。

旅慣れたボクにとって、実家への帰省計画なんてお手の物。

ただ、一人での帰省なら多少強行日程でも何とかなるけれど、家族での帰省はそういう訳にもいかない。

予算、移動時間、そらちゃんの様子など、全てを考慮して、最もベターな交通手段、ルートを検討する必要がある。

今回は、松本駅まで義父に車で送ってもらい、そこから電車を利用。

松本→(快速)→長野→(新幹線)→大宮→(新幹線)→八戸→(特急)→青森→(各駅)→弘前。

このルートで松本駅を朝9時に出ると、夕方4時には弘前駅に到着。

飛行機の方がもちろん速いのだけど、前後の移動時間、交通費などを考慮すると必ずしも飛行機がベターではない。

おまけに年末年始は、飛行機の各種割引が使えないため高い。

高速バスが安くて合理的だけど、バスでの長距離移動だと、2歳のそらちゃんには負担が大きい。

冬場に自家用車での長距離帰省なんて、メリットが全くない。

という訳で、今回はJRで帰省するコトに。

結果、ボクの選択は大正解だった。

そらちゃんは、思っていた以上にお利口で、寝て欲しい時間にきちんとお昼寝してくれ、一度もぐざるコトがなかった。

そして何より、ボクたちの帰省に合わせるかの様に崩れた天気。

ちなみに、前回の帰省時は悪天候のために帰りの飛行機が飛ばず、急きょ、陸路で戻った。

ボクが長距離移動すると何かが起きる・・・みたい。

今回の移動日である大晦日も全国的に大荒れで、セントレアからの飛行機はほとんどが欠航。

東北地方は大雪、てか吹雪で、東北自動車道は玉突き事故で通行止め。

そんな悪天候の中、ボクたちを乗せた新幹線だけは、何の影響もなく予定通りに走ってくれた。

実家で見た夜のニュースでは、セントレア空港にて家族連れのお父さんが、「正月の計画が全てパーですよ・・・」と、疲れ果てた表情で口にしていた。

もしかしたら自分がその場にいたかも・・・と、ホッと胸をなで下ろしながらボクはそのニュースを眺めていた。

全てが完璧に思えた今回の帰省。

唯一の想定外の出来事と言えば・・・

またやってしまった・・・。

つづく。

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2007/12/20

白鳥湖~想像と現実~

今日は、とぉと(鳥)を見に行くんだよ

そんなボクたちの言葉に期待を膨らませるそらちゃん。

きっと「可愛らしい鳥さん」をイメージしていたに違いない。

何より車でお出かけするコトに嬉しそう。

先日、安曇野市豊科の「白鳥湖」に行ってきた。

Conv200712200003白鳥湖と言っても湖ではなくて、犀川という川の一部。

有志の方々の地道な活動により、白鳥湖は、長野県内での知名度が高い白鳥飛来スポットになっている。

駐車場に車を停めて、数分歩いて河原を目指す。

川の方からは鳥たちの賑やかな鳴き声が。

この時、まだそらちゃんの頭の中では、「可愛らしい鳥さん」のイメージだっただろう。

ボクだって、白鳥の群れで川が白く染まる幻想的な光景をイメージしてた。

嬉しそうに小走りで河原を目指す・・・。

かわいいトリさんまっててね~。

まって・・・て・・・ね・・・。

Conv200712200001 目の前に待っていたのは、そらちゃんの想像をはるかに絶する鳥の大群。

そして、ボクがイメージしていたのとは違う黒っぽい光景。

「可愛い鳥さん」じゃなくて、「鳥の大群」に唖然とし、硬直するそらちゃん。

え・・・ちがう・・・。

運良くエサやりの時間だったため、そりゃもう鳥たちは大騒ぎ。

そらちゃんのテンションと反比例するかの様にテンションが上がる鳥たち。

Conv200712200002グワグワ」「クワクワ」と鳴いて動き回っている。

サービス精神旺盛なのか、いや、単にエサを期待して、大量のカモさんたちがそらちゃんの周りを取り囲む。

そんな目の前の状況に放心状態のそらちゃん。

全く喜ぶコトもなく後ずさりし、「帰る・・・」と。

Conv200712200005確かにこれだけの鳥の大群が、目の前で一斉に動き回って、鳴きまわっている姿って迫力ある。

何より白鳥湖というより、カモ湖な状況だし。

今年は例年より、白鳥の飛来数がかなり少ないらしい。

人生って、これから起こるコトを頭の中で想像して、実際に経験していくコトの繰り返し。

その繰り返しによって経験値を積んでいく。

これからもあるだろう。

想像していたコトと現実があまりにかけ離れているコトが。

想像以上に嬉しい結果、想像以上に楽しい結果、想像以上に悲しい結果、想像以上に悔しい結果。

そして想像もしていなかった結果が突然、目の前に起こるコトだってある。

ボクだってまだまだ31年しか生きていない。

きっと想像以上に喜怒哀楽に溢れた人生が待っているんだろう。

現に、今の生活は、昔、想像していた以上に幸せで楽しい。

昔、人一倍ネガティブで心配性だったボクは、想像も出来なかった位に前向きな人間になれている。

ちなみに、その夜、うなされるようにひどい夜泣きをしたそらちゃん。

Conv200712200006きっと夢の中でも沢山の鳥さんに囲まれていたに違いない。

そらちゃんはまた少し経験値を積み、成長したんだろう。

そんな娘の成長を見守る日々は、想像していたよりもずっとおもしろくて、味わい深い。

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2007/11/29

職員旅行~火の国編~

さて、高千穂から阿蘇までは2時間ほど。

憧れの初阿蘇を目前に、密かに胸が高鳴るボク。

その昔、ヒッチハイクで大分から熊本を目指す時に、阿蘇を通過したコトはあるけれど、きちんとした観光は初めて。

いつの日か・・・と憧れていた地である。

前日、熊本空港に着陸する前、飛行機から見えた雄大な阿蘇山一帯の風景。

まさに火の国と言われるだけあり、どこか赤茶けた様な風景。

長年、憧れてきた風景を目の当たりにし、ボクは何を感じるんだろうか。

91人乗りの大型ゴンドラにて、約4分、高低差108mを一気に登る。

大空の下、巨大なカルデラ湖を目の前にし、自然が醸し出す力強さを全身で感じる。

わお。

火山の持つ迫力ってすごい。

九州ってすごい。

地球ってすごい。

これぞ旅行の醍醐味!と、ボクは幸せを感じる。

しかし、そんなボクの妄想を知る由もなく、そして、上がっていくテンションに反比例するかの如く、下がっていく空模様。

ん?

降水確率20パーセントだったはずだけど・・・。

Conv200711280001ロープウェイ乗り場にたどり着く頃には、一面が霧で真っ白。

思っていた以上に阿蘇山頂は標高が高く、まさかまさかのロープウェイ運行休止・・・。

Conv200711290001車での通行も不可。

ガーン

でも、少し離れた場所にある火山博物館にて、様々な阿蘇の映像を見て興奮、感激、大満足!・・・な訳もなく、後ろ髪を引かれる思いで下山するコトに。

いつの日かまた・・・。

下山してからは時間もあったので、予定外だったけど「阿蘇カドリー・ドミニオン」を観光するコトに。

旅行の数日前、天才志村動物園というテレビ番組をボーっと見ていた。

そしたら、その番組で一躍お茶の間の人気者になったチンパンジーのパンくんと、ブルドックのジェームスは、阿蘇にあるカドリー・ドミニオンという施設にいるのだと。

入場料が2,000円以上するし、時間的にも余裕がないし・・・と、あまり期待せずに行ったんだけど、ここがまた予想外にに楽しい場所だった。

Conv200711280004 まず、やたらと色んな種類の熊がウジャウジャいる。

ヒグマ、ツキノワグマ、白熊、グリズリー・・・とにかく世界中の熊さんたちが大集合している。

熊マニアには堪らない感じ。

Conv200711280006どこにどの熊さんがいるか示されたマップの名前は、ずばり「クマップ」。

そんな粋な命名を思いついた、飼育員の嬉しそうな顔を思い浮かべると実に微笑ましい。

0歳の熊さんを抱っこして記念撮影できるコーナーも。

Conv200711280005赤ちゃんと言っても、熊なのでかなりでかい。

甘えて噛み付かれたら大変なコトになるだろう。

もちろん、そんな危険への配慮はされていたけど。

で、人間用オムツを交換してもらっている熊の姿も初めて見た。

Conv200711280003熊は大人になってもトイレなんか行かないもんなぁ。

熊の他にも、様々な地味系の動物たちが沢山いたけれど、とにかくサービス精神旺盛でやたらとショーが多くて楽しい。

一番人気のパンくんとジェームスのショーをはじめとした、お猿さんやチンパンジーのショーの完成度はかなりのもの。

天才チンパンジーのパンくんともなると、もはや単なる芸ではなく、人間の言葉を理解し、間の取り方やボケるタイミングまで身に付けている。

残念ながら撮影禁止だったので写真はないけど。

という訳で、ココはお勧め。

少々入園料は高いけれど、子どもも大人も十分に楽しめる場所だと思う。

冷えた体を温泉で温めた後、本日の宿泊地である熊本市へ。

夕食場所は、これまたしっかりリサーチして予約を入れておいた、郷土料理居酒屋「とっぺん」。

熊本と言えば、馬刺しの本場。

Conv200711280007 信州も馬刺しは食べるけれど、馬刺しと言っても普通の赤身くらいのもん。

しかも大概が冷凍品。

そこはさすが本場の熊本。

この店お勧めの「とっぺん盛り」には、赤身に加え、霜降り、タテガミ、そして熊本名物辛子蓮根が盛られている。

新鮮な馬刺しは本当に美味しく、そして酒に合う。

ちなみに、タテガミというのは写真右端の白いやつ。

1頭からわずかしか取れないというタテガミは、独特の歯応えでやはり珍味といった感じ。

Conv200711280009そして、コレも初めて。

馬レバー刺し。

牛レバー刺しと同様、ごま油を付けて食べるのだけど、臭みや苦味なんて全くなく甘く、美味しい。

レバーがあまり好きではないボクが言うのだから、きっとかなり美味しいはず。

その他にも色々な馬肉料理があり、さすがに本場である。

Conv200711280010 最後はやっぱりラーメンという訳で、熊本ラーメンの老舗「桂花」へ。

東京にも進出しており、熊本ラーメンの代表的な味だとの情報を元に行ってみたけど、個人的には馬油が入ったスープがちょっとしょっぱかった。

麺は歯応えがあって悪くなかったけれど、うーん、何度か食べたらまた違うのかも。

そんな訳で、これでもかって位に満喫できた今回の職員旅行。

旅行の醍醐味を、至る所に散りばめた行程だったと自負している。

同行メンバーにも好評だったので、幹事としたら一安心といったトコ。

学生の頃の貧乏旅とは、また違う、社会人になってからの旅行。

時間の制約と限られた予算の下、自分一人ではなく、同行する同僚全員がなるべく満足出来る計画を立てる。

これはこれで楽しく、昔、旅していた経験が生かせているコトもまた、幸せに感じる。

さて、来年はどこに行こうかな・・・。

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2007/11/27

職員旅行~神々の里編~

旅行2日目。

延岡から内陸に一時間ほど行くと、高千穂町が、そして全国的に有名な観光地、高千穂峡がある。

一帯は神々が集う場所として知られ、誰もが一度は聞いたコトがある神話の舞台である。

高千穂町に着くまでは、深い谷にかけられた橋を何度か渡る。

深い谷と紅葉で赤く染まりかけた山々、そして斜面に張り付いたような民家や段々畑。

何だか何もかもが神々しく見えてきて、車内のテンションは自然と上がり始める。

「神々しい!」という言葉を何度使ったコトだろう。

高千穂の町中を抜け、狭く曲がりくねった坂を下り、駐車場へ。

いよいよ高千穂峡へ到着となる。

階段を下りた所に船着場があり、30分で1500円の3人乗り手漕ぎボートに乗り込む。

ボートから水中を覗き込むと沢山の魚。

そして、気持ち良さそうに水面を泳ぐカモさんたち。

神々しいカモさんたちは、カッパえびせんがお好みの様で、船着場で販売されている。

何だかそれは神々しくないので、やめて欲しい。

Conv200711270004 それはそうと、渓谷の先には、テレビで何度も見た光景がボクたちを待っていた・・・。

冷えて澄み切った空気の中、実際に目の前に広がる光景は格別。

穏やかな流れの中、ボートでゆっくりと奥へと進んで行くボクたち。

頭上を見上げると、渓谷の上に木々や空が見え、川面は差し込んだ光で明るく照らされる。

そこへ流れ落ちる滝。

Conv200711270005 なんて神々しい光景なんだろう。

さすがに歴史ある有名観光地だけあって、一度は訪れるべき素晴らしい場所だと感じた。

他に、高千穂神社、天岩戸神社、天安河原(アマノヤスガワラ)を観光。

Conv200711260003_2 高千穂神社の境内には、巨大な杉の木がニョキニョキ生えていて、それだけで何だか神々しい。

出産を控えた後輩と友達の嫁さんのために、効き目のありそうな安産お守りを購入。

キティーちゃんのお守りも売っていたけど、神々しくないのでやめて欲しい。

Conv200711270002 次に訪れた天岩戸神社と言えば、もちろん有名な天の岩戸を祭った神社。

神社の裏手、渓谷を越えると天の岩戸があったとされる場所がある。

ただ、やはり簡単には立ち入れない場所で、予約制、しかも宮司さん引率でしか行けないとのこと。

うん、それでこそ、神々しい場所だ。

Conv200711270001そんな天岩戸神社から歩くコト約15分、100段を越える階段を下って川沿いを歩くと、天安河原に到着。

世界の陽性と正義と平和を象徴する太陽の神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)は、弟の荒ぶる神、須佐之男命(スサノオノミコト)の乱暴ぶりに耐えかねて、怒って岩屋の奥に隠れてしまい、世は闇に閉ざされてしまった。 困った八百万(ヤオロズ)の神々が今後の対策を練ったのが、天Conv200711260004安河原(アマノヤスガワラ)

ここがまた実に神々しい。

沢山の石を積み重ねて祈願すると願い事がかなう、という信仰、慣習があるらしく、辺り一面、積み上げられた石だらけ。

ホントに神様たちがやってきそうな雰囲気の場所で、人気のない夕暮れ時に一人で来たら怖いかも。

Conv200711270003そして何よりすごいコトに、8月の台風で、全て流されてしまった石が、いつの間にか元通りになっていたらしい。

人間の信仰心ってすごいもんだと思い知らされた。

積み上げられた石の数だけ、この場所に人々の願いや祈りが込められているって考えると、何だか感慨深い。

昼食は、道の駅の高千穂牛カレー。

別に神々しくはないけれど、何だか美味しいカレーライスにボクは満足し、高千穂を後にした。

高千穂峡よ、沢山の神々しい思い出をありがとう。

次なる目的地は、熊本県の阿蘇・・・。

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2007/11/25

職員旅行~延岡編~

宮崎県北部に位置する延岡市は、人口約13万人の地方都市。

ホテルにチェックインを済ませた一行は、タクシーで夕食場所へ。

ニーズや予算を考慮して、入念に調査した結果、予約を入れておいたのは、郷土料理居酒屋「国技館」。

のべおかん」という延岡の情報サイトで情報収集したのだけど、そんな経緯が店長さんに伝わっていて、電話予約の時に「焼酎でもサービスしますよ」との一言。

Conv200711210006まぁあんまり期待せずにいたのだけど、店長さんが出してくれたのは貴重な「赤霧島」。

地元なら手に入りやすいと言っていたけれど、長野県ではなかなかお目にかかれない。

そんな店長さんの心意気をお湯割りやロックで堪能。

20度焼酎が主流の宮崎では、25度の赤霧島はちょっと強めの焼酎らしいけど、口当たりが優しく、グイグイ飲めて美味しかった。

店長さん、ごちそうさまでした!

さて、料理と言えば、なるべく宮崎の地のものを注文したんだけど、何から何までホントに美味しい。

Conv200711210007定番の地鶏のもも焼きは、噛めば噛むほど染み出てくる旨み。

その歯応えとジューシーさに感動。

お土産で売っている真空パックの地鶏とは、もちろん一味も二味も違う。

そして何より海の幸が美味い。

Conv200711210008ひむか本サバ刺身、地アジ刺身など、日向灘で捕れた新鮮な魚の刺身は歯応えあって、遠くで甘い。

九州の白身魚ってどうしてこんなに美味しいんだろう。

カキのフライも揚げたてサクサク、そしてジューシー。

カキ独特の生臭さなんて全く感じられない。

初めて食べた赤ナマコは、コリコリとした歯応えで何だか不思議な味だった。

いわゆる珍味って感じ。

Conv200711210009小腹が空いた頃、店員のおばちゃんの勧めもあって、宮崎名物レタス巻きを注文。

レタスとマヨネーズのフワフワッとした食感がたまらない一品だった。

Conv200711250001_2他にも色々食べたけれど、興奮して食べていたのであまり覚えていない。

かすかに残っているのは、「美味しい」という舌の記憶だけ。

地のものを地の酒と味わう。

これぞ、旅行の醍醐味。

国技館を後にしたボクたちは、徒歩数分の「再来軒」 へ。

もちろん事前リサーチしておいた、延岡を代表するラーメン屋で、県外にもファンがいるという老舗有名店。

美味しいけれど独特の豚骨臭があって、県外者には食べるのに抵抗があるかも・・・。

そんな地元の方の助言もあったけれど、せっかくだからとこの店に決めた。

店内に入ると確かに独特の豚骨臭あり、内心焦る幹事のボク。

Conv200711210010そしてラーメン登場。

口にすると、驚くほど食べやすく、もちっとしたストレート麺、豚骨スープともに絶品。

一気にスープまで飲み干してしまった。

こりゃ相当に美味い。

食べ終わった時には、豚骨臭のコトなんてすっかり忘れていた。

理屈抜きに美味いって、こういうラーメンのコトを言うんだろう。

ごちそうさまでした・・・♪

さて、延岡という街、ゆっくり観光できなかったけれど、正直いってそんなに活気はない。

だけど、大きな空、大きな海、ゆっくりと流れるキレイな川、そして美味しい料理に優しい人柄。

人が住む上で、他に何かを求めるなんて、贅沢な気さえしてくる。

この街で生まれ育っていたら、きっとこの街を愛していただろう。

ボクは、とある後輩のコトを思い浮かべた。

延岡に行ってみて、何だか理解できた気がする。

延岡出身である彼女の不思議な優しさや魅力、大きな人柄の由縁を。

近々出産を控えた後輩の幸せを願いたい。   

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2007/11/24

職員旅行~宮崎南部編~

この時期恒例の職員旅行。

そして幹事役も恒例となりつつある。

24時間勤務の職場なので、全員一緒に旅行するのではなく、小グループでの旅行。

Conv200711250001「ミステリーツアー」と称し、同行メンバーには行き先を教えず、一人コツコツと計画を立てた。

一人ひとりの意見を聞いていると収集がつかないので、ある程度の希望だけ聞きながら。

「温泉に入りたい」「美味しいものを食べたい」「海が見たい(長野県民特有)」。

希望と言っても、毎回こんな感じ。

空港で初めて行き先を告げ、必死に情報を集めて作成した「旅のしおり」と飛行機のチケッ トを配布。

Conv200711250002毎度のコトながら、行き先はいつのまにかバレていて今一つ盛り上がらないんだけど。

今回、旅行先に選んだのは、熊本・宮崎。

両県とも行ったコトはあるけれど、親と小さい時に行ったり、ヒッチで行っただけなので、きちんと旅行するのは初めて。

1泊ホテル付きの往復航空券(名古屋~熊本)22,500円、8人乗りレンタカー(3日間)25,050円は、たぶんこの時期の最安値のはず。

いかに安くするか、でも節約のしすぎも良くない。

お金をかけるべき所には惜しまずに使い、楽しむ所は楽しまないと、そしてある程度の快適さも・・・。

この辺のバランス感覚が幹事には求められる。

2泊3日の旅行中、いかに充実した計画を立てるか、幹事の腕の見せ所である。

さて、1日目は、熊本空港→宮崎市→日南市→延岡市(泊)

飯田は早朝4時半発という、少々過酷なスケジュール。

しかも宮崎県は、高速道路が全線開通していないため、移動が中心の一日となる。

Conv200711210001 そうは言っても観光を・・・という訳で、まずは最近話題の宮崎県庁へ。

知事の宣伝効果あってか、平日の昼時だというのに、観光客がチラホラ。

観光客が歩き回っている県庁なんて、他にあるんだろうか。

そんな観光客の一人であるボクは、知事室を目指す。

重厚なのは外観だけでなく、内装も何だか立派で、歴史を感じさせられる。

知事室前で記念写真なんて、絶対他の県庁じゃあり得ない。

と思いながらも、ミーハーなボクは笑顔で一枚。

Conv200711210002 残念ながら知事には会えなかったけれど、笑顔の知事看板がボクたちを見送ってくれる。

道路を挟んだ観光物産館にもけっこうな数の観光客。

試飲、試食も多く、もちろん品数も半端じゃない。

アナタには参りました・・・。

昼食は、チキン南蛮発祥の地、宮崎の有名店「おぐら」。

事前にネットで地元の人に相談したら、誰もがこの店を勧めてくれた。

まずは「おぐらのチキン南蛮を食べてみて」と。

Conv200711210003ボリュームたっぷり、食べ応え十分のチキン南蛮。

ジューシーな肉に甘めのタルタルソース。

決して繊細な味とは言えないけれど、何だか懐かしい味で美味しい。

女性メンバーにはちょっとボリュームありすぎだったみたいだけど。

それより何より、店内の雰囲気が興味深い。

和洋折衷の不思議な内装、有名人のサイン色紙が沢山貼られた壁、平日の昼間なのに、地元の人たちで賑わう店内。

知らなかったコトを知り、新たな味を舌と胃袋で感じる。

これぞ旅行の醍醐味。

昼食後は更に南下し、日南市を目指して国道をひた走る。

途中、野球日本代表チームがキャンプ中の球場や青島海岸なんかを眺めながら。

1時間ほどで目的地、サンメッセ日南に到着。

Conv200711210005モアイ好きのボクとしては、以前から一度行ってみたかった場所。

イースター島以外に、世界で唯一の公認モアイがあるというこの場所。

本場のモアイに比べて、妙にきれいすぎるモアイたち。

Conv200711210004そして思ったより広くない園内。

正直言って、迫力不足は否めないが、モアイたちの背後に広がる海や空は、本場に引けをとらない美しさ。

この海のずっと向こうに、ホントのモアイたちがいるって考えると何だかゾクゾクする。

それにしても、天気が悪くなくてホント良かった・・・。

サンメッセを後にしたボクたちは、4時間ほど、ひたすら北上。

一部、有料道路はあるけれど、ほとんどが国道の道はひたすら長く疲れる。

そして眠い。

延岡に到着したのは夜7時すぎだった・・・つづく。

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2007/11/05

山の食堂

山々の木々は赤や黄に染まり。

Conv200711050007_2ゆっくりと流れる空気と時間。

山奥の山奥なのに、空が大きくて、開放的な風景。

青空にはパラグライダーが気持ち良さそうに浮かんでいる。

利便性や合理性とはかけ離れているけれど。

こういう場所を楽園というのかもしれない。

Conv200711050001飯田から南アルプスの山あいにある大鹿村までは、車を走らせ1時間弱。

更にくねくね山道を不安になりながら上るコト約20分。

標高は実に1000メートル。

正直言って、立地条件は最悪だけれど・・・最高。

神奈川県出身のオーナーは5年ほど前に脱サラし、家族5人でこの地に移住した。

村で公募していた農園の運営者に選出されて。

Conv200711050003かつてバックパッカーとしてアジア、中東、アフリカなどを旅していたオーナーは、ネパールやインド、チベットの山の風景が忘れられず、その風景に似た場所を探し回って大鹿村にたどり着いたという。

開放的な風景と美味しい空気だけでも満足してしまうその場所なのに、古民家を改築した食堂では、美味しい料理を味わえる。

その古民家がまた実に素晴らしい。

Conv200711050004古民家好きなボクとしては入れるだけで幸せ。

あちらこちらにさり気なく置かれたインテリアがまた素敵。

そこで食事できるなんて。

これを贅沢と言わず何と言うんだろう。

Conv200711050005「もちきびご飯と大鹿の味セット(1100円)」

「手打ちそばと大鹿の味セット(1300円)」

食材は可能な限り地元産。

Conv200711050006さすがに塩はムリだろと思いきや、大鹿村では何故か塩が取れる。

山塩というらしい。

そんな山塩で味わう、揚げたてのてんぷら。

Conv200711050002素材は季節の山野草。

他にも、味噌が付いた手作りこんにゃく。

自家製おからのサラダ。

ズッキーニのトマト煮。

みょうがの漬物。

大鹿特産大豆「中尾早生」の甘辛煮。

そしてそして、七分づきの大鹿米にもちきびを入れて炊き上げたご飯と手打ちの新そば。

ソイクリームという大豆のデザートも追加注文。

Conv200711050010「美味しい」ってこういうコトか。

全てが実に素朴で味わい深く美味しい。

普段は早食いなのに、飲み込むのが勿体無くて、自然とよく噛んで味わっている自分がいる。

そらちゃんも何だか食欲旺盛でもりもり食べる。

Conv200711050008聞こえてくる音と言えば、外で遊ぶ子どもたちの声、そして優しい山の声。

外からは優しい陽の光が差し込み、畳を明るく照らす。

こういう場所を作り上げるって、決して甘いコトじゃない。

しかもこの地で子育てしながら生活するって、きっと大変な努力を要するに違いない。

だからこそ、客として訪れるコトで応援したいと思う。

Conv200711050009

それにしても、こういう場所を知り、しかも身近にあるって実に幸せなコトだと思う。

また必ず行こう。

日本一美しい村と言われる大鹿村の「山の食堂するぎ農園」に。

次は、今回食べられなかった「おからドーナツ」「山塩おにぎり」「鹿肉のサンドイッチ」を味わってみようかな。

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2007/10/17

森林鉄道999

前にも書いたけれど、我が家からは、鉄橋を渡る電車が見える。

1時間に数本しか走らない飯田線。

自動車が主要交通手段となっている我が家にとって、電車は近くて遠い存在でもある。

そらちゃんにとって、生まれてからまだ数回しか乗ったコトがない電車とは、まさに憧れの乗り物。

最近よく、「らもデンシャのりたい(そらも電車に乗りたい)」って口にしていたし。

そこで先日の休日。

お弁当を持って、木曽上松の山奥にある「赤沢自然保養林」を目指すコトに。

森林浴発祥の地でもある「赤沢自然保養林」では、廃線になっていた森林鉄道が昭和62年に復活し、現在まで運行している。

木曽の山奥で娘の小さな願いを叶えてあげようって訳。

飯田から清内路峠を越え、木曽谷を北上するコト約2時間。

下調べをしていなかったので、ホントに走ってるのか?てか乗れるの?と、ボクはやや不安を覚えながら山道をひた走る。

そんな心配なんて知る由もない。

憧れの電車に乗れると聞いて、車中、ひたすらテンションが上がるそらちゃん。

Conv0013ようやく到着すると、タイミング良く10分後に出発するとのこと。

ホッと一安心。

小型だけど、環境にも配慮された本格的ディーゼル鉄道がボクたちを出迎えてくれる。

Conv0018森林鉄道を目の前にし、更にテンションが上がるそらちゃん。

木製の切符を手にし、嬉しそうにホームを走る。

紅葉前の中途半端な時期、しかも平日の昼時だからか、驚くほどの乗客の少なさ。

Conv0019我が家3人の他、おばちゃん2人の計5人を乗せた、ほぼ貸切状態の森林鉄道は、発車の時を待つ。

乗務員は運転手を含めて4人。

贅沢なもんだ。

ポッポー!!!

汽笛と共に、森林鉄道はガタンゴトンと出発。

Conv0014非常にのんびりとしたスピードで、緑と光と風の中を走る。

何だかリアルなテーマパークって感じ。

300年の歴史を刻む自然林は、これから一気に赤や黄に染まるコトだろう。

Conv0008 線路沿いを流れる渓流のせせらぎや鳥のさえずりが、実に心地良い。

手作り弁当を食べながら、車窓(窓なんてないけど)からの風景をしばし堪能。

電車に乗りながら食べる駅弁って何だか美味しい。

Conv0007 自然の中で食べるおにぎりって何だか美味しい。

だからこそ、嫁さんが早起きして作ってくれたお弁当が、実に美味しく感じる。

ごちそうさま。

折り返し地点の丸山渡駅までは10分少々。

あっという間だったけれど、そらちゃんには丁度良いかも。

Conv0012駅での停車時間は5分。

乗務員のおじさんの粋な計らいで、運転席に乗せてもらう。

夏休みなどのピーク時には、30分に一本運行、それでも1時間半ほど待たないと乗れない程、賑わうらしい。

それを考えるとやっぱり、今回は贅沢だなって思った。

Conv0015

あっという間の鉄道の旅を終えると、大型の観光バス2台が駐車場に到着。

大量のおじさんおばさんが、駅に向かって歩いてくるではないか。

ゾロゾロ、ガヤガヤ、ワイワイと。

木曽の山奥で満員電車に乗るトコだった。

危ない危ない。

鉄郎もメーテルも乗ってないし、空も飛べないけれど、そらちゃんの小さな願いを叶えてくれた小さな森林鉄道。

Conv0006沢山の人の想いや願いを受けて復活した森林鉄道。

体は小さいけれど、その存在価値は大きい。

自然と上手に共存しながら、今日も明日も元気に走っているコトだろう。

信州にまた一つ、ステキな場所を発見…そんな感じの幸せな休日だった。

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2007/09/30

のんびりまったり岐阜旅行

岐阜に行ってきた。

出張帰りの親父に会うために。

隣の県なのに、意外に行かない岐阜県。

通過はするけど、立ち寄らない岐阜県。

Conv0013そんな岐阜県だったけれど、あなどれない。

予想外に満喫してきた。

宿泊した民営化直前「かんぽの宿岐阜羽島」では、のんびりまったり。

夕飯時には、じいじからそらちゃんへのプレゼントも。

歌や曲が流れる本とお猿さんの身長計。

Conv0014事前に嫁さんに相談して選んだだけあって、いつもの様に(?)外すコトもなく、そらちゃんは大喜び。

美味しい料理もあって、終始ニコニコ上機嫌。

チューの要求にも嫌がらずに応えてたし。

Conv0008だってぇ、じいじったら期待顔でアタシを見てるしぃ。

まぁチューくらいしてあげないとねぇ。

夕食後、泣き出さないか心配だったけれど、そらちゃんは男風呂に。

泣き出すどころか、広い浴場に「オッキイオッキイ!」と大はしゃぎ。

入浴後には、部屋でのんびりまったり。

何年ぶりか、いや、もしかして初めてかもしれないマッサージをしてあげるコトに。

そらちゃんもそんな姿を見て、それっぽく真似しながら、じいじの足を触ってた。

心身共に満足してくれたに違いない。

Conv0010翌日は、じいじのリクエストに応えて、まずは「養老の滝」へ。

同名の居酒屋のおかげで全国的にも有名な滝。

日本の滝100選の一つでもある。

滝自体はまぁ驚く程のものじゃなかったけれど、エリア一帯の昭和レトロな寂れた感じが悪くなかった。

Conv0016 売店で売ってた「若返りの水」と言う名のミネラルウォーター。

気になったけれど、そらちゃんに飲ませたら、若返りすぎて消えちゃいそうだったから、買うのはやめておいた。

誰か小さな子持ちの方、試して結果を教えて下さい。

そして、お次は岐阜城へ。

Conv0012_2 岐阜市内を360度見渡せる金華山山頂に立つ岐阜城。

ロープウェイで上がり、そこから更に山道を歩くと到着するそのお城。

一度は廃城となり、岐阜市民の想いで蘇ったそのお城。

4階建ての鉄筋コンクリート製のそのお城。

決して城としての風情や趣があるとは言えないそのお城。

Conv0011

でも「難攻不落」と言われたそのお城からの景色がとにかく壮大。

夏場には期間限定で夜間営業しており、夜景も楽しめるとのコト。

想像しただけでもゾクゾクする。

Conv0015 晴天の下、夏の終わりを告げるような心地良い風を受けながら、一同は時の経つのを忘れて絶景を満喫。

のんびりまったり、幸せな時間が流れる。

・・・と、そこで帰りの飛行機の時間が迫っているコトに気付いてしまったボク。

途端に表情から笑顔が消え、慌て始めるじいじ。

下山し、一路、中部空港セントレアを目指す。

岐阜市内からセントレアまでは2時間近くかかる。

離陸時間の30分前に何とか到着し、ぎりぎりセーフでじいじは青森へ。

ふぅ。

あっという間の岐阜旅行だったけれど、じいじとそらちゃんは実に楽しそうだった。

そして、息子も親父と久々にのんびり話せた。

子どもの頃、どんな疑問や質問をぶつけても冷静に答えてくれた親父。

相変わらずだった。

帰りの車内、後部座席からは二人の寝息が聞こえてくる。

ボクも親父みたいになりたいな、そう思いながら飯田を目指した。

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2007/08/27

ねぷたとねぶた

この夏、すっかり祭り好きになったそらちゃん。

Conv0007特に太鼓がお気に入りの様で、ペンを両手にトントンとテーブルを叩く。

「ヤーヤヤー」って叫びながら・・・♪

これは、ボクの故郷の祭り「ねぷた」での掛け声の一つ、「ヤーヤドー」から。

ちなみに全国的に有名な青森の「ねぶた」は「ラッセラー」だ。

両方観たのに、地元の方の掛け声が記憶に残っているってのは嬉しい限り。

「ねぷた」と「ねぶた」の違いなんて知らない人は知らないと思うけど、簡単に言うと、「ねぷた」は2D、「ねぶた」は3Dって感じ。

勇壮な戦国武将が描かれた扇形の張子を引くのが、弘前の「ねぷた」。

Conv0014それが立体的になったのが、青森の「ねぶた」。

地元の友達曰く、青森のねぶたは戦に勝った後の祭り、だからやたらとハイテンションに踊り、騒ぎまくる。

Conv0018 それはそれで楽しい。

「カラス族」とかが出没し、毎年ワイドショーで放送されるのがこちら。

Conv0012一方、弘前のねぷたは、戦に出陣する時の祭り、だから何だか内に秘められた想いの様なものを感じ、切なさもどこかで感じられる。

歴史的にもねぷたの方が古い。

武将が描かれた面の裏側には、武将を送り出す切ない妻の姿。

Conv0016表の勇壮な絵とは対照的に、切ないものからおどろおどろしいものまで様々。

ねぷた絵師たちが腕を競い合う、そんな絵を見比べるのも楽しみの一つ。

何ヶ月も前から各町会ごとにねぷたを作り上げ、子どもや大人が笛や太鼓の練習を重ねて当日を迎える。

Conv0009そんな祭りが8月あたまの連日連夜、一週間も続くんだから、盛り上がらない訳がない。

故郷を離れて早10年以上、参加すればそれなりに楽しい祭りには出会ってきたけれど、ただ観るだけでもねぷたほど奥深く、趣があって、楽しい祭りにはなかなか出会えない。

同行した嫁さんと義母も、東北の夏を思いっきり満喫してきた様で、素敵な思い出になったとのこと。

留守番して働いてた甲斐があるってもんだ。

東北の夏はあっという間、だからこそまるで蛍の様にその一瞬に命をかけ、暑く、熱く、盛り上がる。

ねぷたは、そんな東北の夏を凝縮した祭りかもしれない。

ちなみに今回の女3世代6泊7日旅行の後半戦、北海道での画像データの大部分が作業の途中で消滅してしまった。

例の事件直前に観光した「白い恋人パーク」、帯広の幸福駅、牧場観光・・・などなど。

原因は未だによく分からない。

こういうショッキングな失敗が我が家ではけっこう多い。

本当に気をつけなければ・・・。

ところで、配るに配れないと義母が嘆いていた、お土産の「白い恋人」はどうなったんだろ。

けっこうな数を買ったらしいけど。

Conv0010最後におまけ。

田舎館村の田んぼアート。

これ、すごくないですか?

Conv0017 種類の違う稲を植えて描くこのアートは、毎年、絵柄を変えて製作しており、役場から眺めるコトが出来るそうです。

毎年、両親が携帯で写メを送ってくれますが、生で見たコトはありません。

Conv0013そして、日本最大級の縄文集落跡「三内丸山遺跡」。

ボクが高校生だった頃、突然、姿を現したすさまじい規模の遺跡です。

その他にも念入りに計画を立てて水族館や公園など、そらちゃんが喜ぶ場所に連れていってくれた実家の両親、札幌でお世話になったおばさん、帯広でお世話になった嫁さんの親友ゆっこファミリー。

そらちゃんは夏の暑さに負けず、日々、元気に成長してます。

ありがとう。

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2007/08/26

ひまわり畑

夏と言えばひまわり。

ひまわりと言えば夏。

嫁さんが大好きな花の一つでもあり、結婚式では、ひまわりのブーケを手にした。

Conv0020そんなひまわりの花。

この春、庭先に蒔いた種が見事に花を咲かせた。

同じ土、同じ日当たり、同じ肥料、同じ水の量なのに、それぞれ茎の太さも花の大きさも違うのが不思議。

一番太いのと、一番細いのを比べると、「ボクの手首」と「そらちゃんの小指」ほど違う。

Conv0021個人的には、大輪の花を咲かせたひまわり達の下で、健気に開花したひまわりを応援してあげたい。

今にも折れそうな細い茎だけど、小さな黄色い花を咲かせたその姿は何だか誇らしげ。

格差社会なんかに負けるな負けるな。

さて、自宅から車で1時間ほど、阿南町にある平石農場のひまわり畑がきれいだと、噂で聞いた。

ひまわり好きとして、早速現地調査に行くコトに。

前日までずっと雨が降らず、連日猛暑日なのに、当日は曇りのち雨・・・という予報。

おいおい、いつもの展開か?と思いつつも、せっかくの休みだし・・・と阿南町を目指すコトに。

国道を外れて山道を走ること20分ほど。

Conv0018ホントにこの道で良いの?って心配になる度に現れる小さな看板を頼りに到着。

どういう訳か予報に反して快晴。

こういう風な予報外れは大歓迎である。

ひまわりには、やっぱり青空と夏の雲がよく似合う。

その数、なんと5万本。

3年前、阿南を活性化させたいというおじさん二人が始めたらしい。

Conv0015周囲を巡らせた遊歩道を歩き、ひまわりをこれでもかと満喫。

昔見た北海道や全国各地の有名なひまわり畑に比べると、正直、壮大さや迫力には欠けるかもしれない。

さらにお盆頃が見頃だった様で、多少、ピークを過ぎてしまった感はあったけれど、山の中に突如現れるひまわり畑はなかなかのもの。

おじさん二人の想いが詰まったそのひまわり畑と、山々が連なる風景は、「信州のひまわり畑」といった感じ。

Conv0019 何とも言えない暖かさを感じさせられる。

そして、おじさん達が出してくれた冷たい麦茶が、乾いた喉を潤してくれて実に美味しい。

暑い夏、ひまわり畑を眺めながら日陰で飲む麦茶。

これぞ極上の贅沢とも言えるだろう。

Conv0016夏、麦茶、ひまわり、そして麦わら帽子・・・。

汗をタラタラ流しながら、ボクたちはこれでもかってくらいに夏を満喫した。

そらちゃんにとって人生2度目となる夏。

記録的な猛暑日を記録した暑い暑い夏。

処暑は過ぎたけれど、夏はもうしばらく続きそうだ。

残暑お見舞い申し上げます・・・♪

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2007/08/01

夏、祭り、見送り

昨日、セントレアまで行ってきた。

青森、北海道旅行へと出発する、嫁さん、義母、そしてそらちゃんを見送るために。

何故この時期かっていうと、愛すべき故郷の祭り「ねぷた」が今日から一週間ほど開催されるから。

何故北海道もかっていうと、帯広に嫁さんの親友が住んでいるから、勢いで会いに行ってきちゃうという訳。

5泊6日の女3世代旅行。

結婚前に娘と二人で旅行をしたかった義母の想いを叶えるという目的もある。

嫁さん、義母、そらちゃん、3人それぞれ、「ねぷた」の感じ方は違うだろう。

でもきっと心と体で、ボクの大好きな祭りを感じてきてくれるはず。

一年で一番忙しい時期を迎えてるボクは留守番。

きっとこの先も、なかなか「ねぷた」の時期に帰るのは難しいだろう。

この時期は祭りや行事が盛り沢山だし、夏休み中の子ども達が生活する施設内は、まるで毎日が祭りみたいな騒ぎだから。

空港に到着し搭乗手続きを済ませ、荷物チェックゲートへと向かう3人を見送る。

しばらくの間会えないってコトを理解できる訳もなく、ボクに向かって笑顔で手を振るそらちゃん。

大人二人と行くんだから、何も心配するコトなんてないはずなのに、妙に心配になってしまい、元気に行って帰ってくるコトを切に願うボク。

いつの日かやってくるんだろう。

一人だけで遠出するそらちゃんを見送る日が。

今まで見送られるコトが多くて、見送る側の心配や不安な気持ちは、あまり考えてこなかった。

可愛いコには旅をさせろ・・・。

これって口で言うほど簡単じゃないのかもしれない。

親になってようやく気付いた。

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2007/07/30

この場所

Conv0018 残念で仕方がない。

この素晴らしい写真を撮ったのが自分じゃないってコトが。

この神々しい光景の感動を生々しく伝えられないコトが。

このステキなティータイムに同席していなかったコトが。

残念だけれど、「この場所」をその友人に紹介したのが自分だってコトは、何だか嬉しい。

とある友人のブログに何気なく載せられたこの一枚は、ボクの心を揺さぶった。

行く度に違った表情を見せてくれる「この場所」。

転職し、恋に迷い、自分を見失いかけ、人生の居場所を求めて苦しんだあの頃、職場の先輩が「この場所」を紹介してくれた。

その時、「この場所」で、ボクは確かに救われた。

以後、何度、「この場所」に足を運んだコトだろうか。

大切な人たちに、何度、「この場所」を紹介したコトだろうか。

大切な人たちと「この場所」で、地味だけれど幸せな時間を過ごしたコトだろうか。

この夏、久々に「この場所」に行こう。

自分の「居場所」を、遠くに見下ろせる「この場所」に行こう。

きりりと冷えたお茶とデジカメを持って。

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2007/07/05

大分旅行~おまけ~

書けなかった大分の魅力をいくつか紹介。

① 唐揚げ屋が多い

居酒屋のメニューで唐揚げ、コンビニで唐揚げ、食堂で唐揚げ定食・・・ではなくて、車を走らせると、やたら目に付く「唐揚げ屋」。

日本一の鶏肉消費量を誇り、唐揚げの町として有名な中津市には、ぜひ行ってみたい。

大分人は唐揚げ、いや、鶏肉がお好きな様である。

Conv0013_2とり天」という名の、鳥の天ぷらなんて料理も大分名物になっている。

写真は初日に食べた「とり天定食」。

唐揚げよりも、さっぱり食べられる鶏料理といった感じで美味しかった。

② ソフトクリームが好き

Conv0014_1観光地に行くと、道の駅に行くと、その他、どこに行っても見かけたのが、ソフトクリーム。

単なるミルクのものだけではなく、ありとあらゆるものがソフトクリーム化されている。

信州はじめ、他県でもソフトクリームはよく見かけるけど、大分は抜きん出ている感じだ。

ちなみに、 そらちゃんが食べているのは、「原尻の滝」で販売されていた期間限定発売のチューリップソフト。

Conv0015_1オランダでは、チューリップが食用にもなっているなんて知らなかった。

人気商品だけあって、確かに美味しい。

大分は、ソフトクリーム好きな人にとってたまらない県に違いない。

③ かぼすジュースが美味い

Conv0016_2JAフーズおおいた」で出している、このジュースが美味い。

ライムも混ざっていて、さっぱりした飲み口、暑い暑い大分旅行だったので、そらちゃんもお気に入りでグビグビ飲んでいた。

ボトルに印刷された女の子は、大分では有名なアナウンサーとのこと。

そらちゃんは旅行から帰ってきてからも、このボトルが気に入ったみたいで、麦茶を入れて飲んでいる。

以上、全国的にはまだまだ知られていない大分の魅力を少しだけ、紹介しました♪

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2007/07/04

大分旅行~もう一つの実家編~

彼と出会ったのは南米チリの首都サンチアゴ。

もう8年も前の話。

宿側の手違いで同じ部屋になり、翌日、偶然にも同じ便でイースター島に飛んだ。

Conv0008_8ヒッチハイクで島を回り、二人にとって念願だったモアイに出会う。

もはや感動を分かち合う会話なんて不要であり、ただただ時の流れを感じる二人。

島唯一の中学校には、アポなし訪問し、二人で「象さん」を歌ったり、「空手」を披露して喝采を浴びた。

市場で買った得体の知れない魚は、彼がさばいて、刺身にして食べた。

そんな風にイースター島で過ごした彼との数日間。

飛行機チケットの関係で、ボクは一足先に島を後にし、彼と別れるコトに。

それから再会しなければ、旅先での数ある出会いの一つに過ぎなかっただろう。

でも半年後、南米を回った彼と、アフリカを北上したボクは、エジプトで再会。

約2ヶ月間、トルコで別れるまで、共に中東諸国を歩き、寝食を共にした。

彼とは、帰国後も数回、酒を交わし、結婚式にも招待する関係に。

彼は同い年、そして偶然にも大分出身で、実家がある緒方町と野津町は車で1時間ほどの距離にある。

Conv0009_8今回、彼の実家がある緒方町に行くコトに。

そんな不思議な縁がなければ、きっと足を運ぶコトがなかっただろう緒方町に。

水田と水路が見渡す限り続く、豊かな自然溢れる町。

野津とはまた違う風景だけど、同じ匂いと温もりを感じるステキな町。

彼の実家では、本当に心づくしのもてなしを受けた。

Conv0008_9畑で育てている沢山のトマトは、そらちゃんのために採らずにおいてくれた。

他にも沢山の取れたて野菜、そして、彼が子どもの頃から食べてきたという沢山のおふくろの味。

本当に美味しいと、心と舌で感じた。

翌日は、緒方町一番の観光名所、原尻の滝へ。

Conv0007_11滝好きのボクにはたまらない素晴らしい滝、そして周りの風景。

彼と彼の両親と、滝の周りの遊歩道を散策。

暑かったけれど、滝からの爽やかな風が心地良く、何とも幸せな時間だった。

いったい大分をどれだけ楽しめば良いのだろう。

滝でのんびりと過ごしたボクたちは、別府の高崎山に立ち寄り、大分空港に向かった。

Conv0012_1車内、あまりしゃべらない二人を不思議がる嫁さん。

もはや彼とは、気を使い合う会話は不要であり、何もしゃべらない時間も楽しく思える。

彼は、8年前と同じように空港まで送ってくれ、あの時と同じ笑顔で手を振りながら、ボクたちを見送ってくれた。

さて、そらちゃんは、どんな出会いを重ねて大人になっていくんだろう。

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2007/07/03

大分旅行~ばぁちゃんち編~

大分市から車で1時間ほど内陸へ車を走らせ、夕方には野津町に到着。

そこはボクの親父が生まれ育った町。

「自分の存在価値」に悩み、押しつぶされそうになっていた20歳のボクを暖かく迎え入れ、沢山のご先祖様が眠るお墓に連れていってくれたばぁちゃん。

あの時、ボクがどれほど救われ、前向きになれたことか。

結局、その時の感謝の気持ちを伝えられなかったコト、今でも少し悔いている。

ボクたちが結婚式を挙げる半年ほど前、昏睡状態の中、「がんばって…」という言葉を残し、その数週間後、天国に逝ったばぁちゃん。

ばぁちゃんはもういないけれど、ボクにとっての「ばぁちゃんち」がそこにはある。

Conv0032_3その家は築80年を越す古い建物、屋根も柱も壁も、全てが何とも言えない温かさを持ち、いつも同じ表情でボクを迎え入れてくれる「ばぁちゃんち」。

現在は、親父の兄にあたる叔父が家の主となり、吉四六(きっちょむ)話を次代に伝承する第一人者として活躍している(HPはコチラ)。

ボクたちの来訪を聞き、叔父や叔母、従兄弟家族が大集合してくれた。

Conv0033_2いったい何人集まったんだろう。

そらちゃんは、そんな勢いに圧倒されながらも、必死に姉ちゃん達の後を追い、嬉しそうに真似をしていた。

10年以上ぶりの再会となる従兄もいて、ボクを見て「えらいオッサンになったのぉ」と言う。

前回会った時、ボクはまだ小学生だったんだから、そりゃそうだ。

当時、中学生だった従兄も、充分に「えらいおっさん」になっていたコトは言うまでもない。

翌日は、そんな従兄夫婦が、日本一の高さと長さを誇るコトで有名な九重町の「夢大吊橋」に連れて行ってくれた。

昨年秋に完成したばかりのその吊橋は、大分で最も人気のある観光地の一つである。

Conv0032_4薄曇の天気だったのに、あれだけの爽快な景色。

平日だったのに、あれだけの観光客と大型バス。

紅葉シーズンには、すさまじい人気スポットになるコト間違いなし。

しばらくの間、この人気は続くだろう。

日本第二の吊り橋になる、その日までは。

いや、第二になっても訪れる価値大の素晴らしい場所だと、ボクは思う。

Conv0034_2 それにしても、従兄夫婦との予定外のお出かけは、予定外に充実していて、予定外に楽しかった。

長男で甘え下手なボクにとって、家族3人でしっかり甘えさせてもらったこの一日は、ずっと忘れるコトのない大切な思い出になるだろう。

Conv0031_3

一日たっぷり、ボクたちのために使ってくれてありがとう。

本当に久々・・・だという、ボクが撮ったツーショット写真は出来上がり次第送ります♪

今は、「ばぁちゃんち」から離れて暮らす従兄夫婦。

近い将来、「ばぁちゃんち」が新しく生まれ変わる日がやって来るに違いない。

前日の晩は、深夜2時まで焼酎を飲んだ。

叔父としての悩み、長男としての従兄の悩み、次男、三男の悩み、酒を飲み交わしながら、真剣に語り合っている彼らの姿、他人事で申し訳ないけれど、何だか羨ましく感じた。

お前たちが帰ってこれる場所にしたい

従兄のそんな言葉をボクは心底嬉しく思い、焼酎が余計に美味く感じた。

Conv0035_3 そして、そんな従兄の言葉に、ばぁちゃんを思い出した。

また帰ろう、野津の実家へ。

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2007/07/02

大分旅行~湯煙別府編~

早朝4時に自宅発、2日後の夜12時に自宅着。

2泊3日の大分旅行。

Conv0033_1数週間前から、そらちゃんのテンションを高めるため、事あるごとに「オオイタ」を口にするボク。

「オオイタは楽しいよ~」「オオイタは大きいよ~」「オオイタにはお友達いるよ~」「オオイタは美味しいよ~」「オオイタは甘いよ~」・・・と、もう何でもあり。

しかしその甲斐あってか、そらちゃんにとって「オオイタ」は、何やら楽しいモノとなり、「オオイタ」って口にするだけで喜ぶまでに。

名古屋から大分までは飛行機で1時間。

あっという間の空の旅だった。

1日目 大分空港→別府→野津 

とりあえず予定通り、別府市の「ワンダーラクテンチ」へ。

1歳児のそらちゃん向け、古き良き時代の遊園地。

けっこう迷いながらもようやく到着。

別府の街と別府湾を見下ろす、ナイスロケーションなんだけど・・・。

ネットで下調べしておいたし、ある程度、覚悟はしていたものの、予想以上の静けさ。

てか人がいない。

よくよく見ると、乗り物が一つも動いていない。

ん?!

辺りを見回すと・・・なんと「水曜定休」の看板が・・・。

これまでの人生、こういう展開を何度も味わっているのは気のせいじゃないはず。

気を取り直して、別府温泉地獄めぐりへ。

大分旅行には欠かせない超有名な定番スポット。

様々な地獄があるが、そらちゃん向けの2箇所を選ぶ。

Conv0030_21箇所目は「鬼山地獄」と言う名の、ワニ園。

ワニ以上でも、ワニ以下でもない。

そんなワニだらけの地獄だった。

温泉が湧き出るこの地は、熱帯育ちのワニ飼育に適してるらしい。

Conv0037箇所目は「山地獄」と言う名の、ミニ動物園。

100円払って、ジャガイモを4つに切っただけのカバ用エサを購入。

へぇ、カバってジャガイモ食べるんだ。

大きな口を開けてくれるだろうと、張り切って投げたジャガイモに一切興味を示さないカバが印象的だった。

100円返せ~。

Conv0036

それにしても梅雨の合間の大分は暑い。

地元の人でも暑いというだけあって、信州からやってきたボクたちはその暑さと湿度にやられ、動くのがイヤだった。

そんな中、湯煙をバックに行く先々で走り回るそらちゃん。

体力を出し惜しみせず、感情に任せて走り回れるってスバラシイ。

Conv0034

汗をかきまくったボクたちは、せっかく世界最大級の温泉地に来たのだから・・・と温泉探し。

すぐに、100円で入れる地元の人向けの公衆温泉を発見。

脱衣場と湯船・・・以上!という潔いこの温泉。

かなり熱くて、そらちゃんが入れるか不安だったけど、何てことない。

嫁さんの心配をよそに、大喜びで湯船内を動き回っていたらしい。

Conv0035そして風呂上りの冷たいジュースがたまらない。

ボクもクイッとビールを飲みたいトコだったけど、運転があるので我慢我慢。

伝統ある温泉観光地、別府。

またゆっくり温泉を楽しみに来たいものだ。

出し惜しみするコトなくモクモクと立ち上がる別府の湯煙に見送られ、ボクは野津を目指して車を走らせた。

ボクの親父が生まれ育った町、野津を目指して・・・。

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2007/06/19

茶臼山動物園

Conv0009_6前日になって雨の予報が晴れに変わった。

諦めかけていたおでかけプランを実行。

長野県で唯一、象やライオンがいる本格的?動物園の茶臼山動物園に行ってきた。

Conv0014茶臼山動物園は、長野県でもっともいかした動物園。

ハッチ率いる須坂動物園に人気を奪われているものの、規模は断然、こっちの方が大きい。

長野市郊外、茶臼山の中腹に位置するため、景色は抜群に良いのだけど、何しろ坂や階段が多い。

Conv0012歩き疲れたそらちゃんをおんぶしたり、抱っこしたり、肩車したり。

広くはないけど、狭くもないので、軽い高地トレーニング並みに疲れる。

体育会系動物園とでも言えるだろう。

平日の昼間に行ったので、閑散としている園内。

動物達も都会の動物園に比べてテンションが低い。

ライオンもトラもチンパンジーも昼寝したまま動かない。

来園者が10組以内だったので、そりゃテンションも下がるだろう。

こんな日こそ、人間に気を使わずだらけていても大目に見てあげたい。

Conv0008_7各動物の檻の前には、解説ボードが設置されている。

その他、設置された有料の解説マシーン。

わざわざ100円出して解説を聞く人はいるんだろうか。

茶臼山動物園では癒しだけでなく、スリルも味わえる。

Conv0013_1

いつ何時、オランウータンのつば攻撃に襲われるか分からない恐怖の「ツバゾーン」。

もし、ツバ攻撃にやられたら、一生のトラウマになるに違いない。

ボクのそんな心配をよそに、危険なゾーンを笑顔で歩き回るそらちゃん。

小動物とのふれあいコーナーでは、おびただしい数のモルモットと、めぇめぇ鳴いて迫ってくる大きなヤギ、その他あれこれがワイワイガヤガヤと騒いでいた。

その迫力に怯えるそらちゃんは、そんな小動物達とのふれあいを懸命に拒否。

テンションの低い職員は、疲れた顔で動物達の世話をしていた。

昨晩は飲み会だったんだろう。

こんな日こそ、人間に気を使わずだらけていても大目に見てあげたい。

Conv0010_5真昼間に無意味に光るイルミネーションが園内各所に設置されている。

きっと夜は幻想的に輝くんだろう。

あっ、でも、4時半で閉園だ・・・。

茶臼山動物園は、長野県で最もいかした動物園。

今でこそ有名になった北海道の旭山動物園も、昔はこんな感じだったに違いない。

運動不足解消と軽いスリル、そしてつっこみ所が満載の茶臼山動物園にお出かけ下さいませ。

まだ売れる前のアーティストの曲を聴く・・・そんな感じで。

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2007/06/04

バターごはん

家族って一番小さな社会。

そこで様々なコトを学び、そこを拠点とし、より大きな社会へと旅立っていく。

小さな社会だからこそ、家族内で当たり前なのに、外では通じないコトってあるもんだ。

数年前、そんなコトを実感させられる事件が起きた。

衝撃の大きさからすると事故と言っても過言ではない。

ある日、職場の先輩たちと、「子どもの頃、ご飯に何をかけてた?」って話題に。

納豆、たまご、のり、おかか、ごはんですよ、佃煮、ふりかけ・・・と定番が続く。

しかし、ボクが口にした「バターごはん」には、誰一人として賛同してくれない。

知らなかった。

バターごはんって世間では当たり前じゃないってコトを。

ボクが育った実家では、「バターごはん」が定番中の定番であり、「タマゴ納豆にする?それともバターごはん?」って会話が日常的だった。

ただし、バターごはんのくせにバターは使わず、マーガリンを使用。

熱いご飯にマーガリンを溶かして、醤油をたらしたら完成。

だから正確に言うと、マーガリン醤油ごはん。

先輩たちに言わせると、「油ごはんみたいで気持ち悪い」のだそうだ。

考えてみたら、18歳で実家を出てから、バターご飯を食べてない。

「バターごはん」という言葉を口にしたコトも、耳にしたコトもない。

今夜あたり、ひさびさに食べてみようかな。

ん?!

気持ち悪い・・・かも。

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2007/05/29

アフリカンパラソル

先日、そらちゃんの傘の話を書いて、久々にあの傘のコトを思い出した。

どこで買ったか覚えていないけれど、アフリカのどこかの国のどこかの町の道端で買った傘。

無駄に大きくて、柄が棒状なため、ひどく使い勝手が悪い傘。

おまけに不自然にカラフルなその傘は、一見するとビーチパラソルの様。

でも赤、青、緑、黄の4色のその傘は、現地の人にひどく好評であり、行く先々で欲しがられた。

防犯上でも役に立っていた様に思う。

アフリカの人たちからすると、日本人=拳法の使い手であり、そんな日本人が棒(傘)を持って歩いていると、何だか妙に強く見えるらしい。

ただ・・・如何せん邪魔だった。

旅人とは、いかに持ち物を厳選し、荷物を減らすか・・・それが基本中の基本。

傘を持っている長期旅行者なんて稀であり、仮に持っていても折り畳み傘。

だからこそ、必ずやその傘と共に帰国しようと意地になって、ボクは傘と共に旅を続けた。

そんな大切な傘だったのに、帰国直後、あっけなくどこかで失くした。

失くした場所さえ覚えていないけれど、手元からふといなくなった。

本当にあっけなく、気が付くとなくなっていた。

大切にすればするほど手元には残らない。

傘って不思議な道具である。

もし縁があるのなら、あの傘にまた出会いたい。

Last3アフリカ、中東の国々を、共に歩いたあの傘に。

失ってから後悔するのではなく、一緒にいるコトを当たり前と思わず、大切な人やモノとの時間は大切にしなくてはいけない。

そう教えてくれたのかもしれない。

雨から身を守ってくれるという傘本来の働きは、ほとんどしなかった。

けれど、妙に魅力的だった。

ある意味、傘以上の働きをしてくれたあの傘は今どこにあるんだろ・・・。

Conv0001_25 まぁ、そんな傘は大切な思い出として胸にしまっておこう。

どんな雨の日も青空いっぱいで、ボクの心を明るく照らしてくれる、今、手元にある傘を大切にしよう。

出来ることならずっと失くさずに、手元に置いておきたい大切な傘を・・・。

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2007/05/16

世界の車窓から

2000年1月、ボクはアフリカ大陸南部のザンビアにいた。

高校の地理で習ったタンザン鉄道

中国が作った・・・とだけ記憶していたその鉄道。

内陸国ザンビアから東海岸のタンザニアまでをつなぐ全長1859キロもの鉄道。

首都ルサカで宿をとっていたボクは、週に数便しかない2泊3日の夜行特急チケットを手に入れた。

アフリカの大地を3日間走り続け、車内で2度の朝を迎える。

なんてステキなんだろうか。

始発駅がルサカから数時間の距離にあったため、当日はかなり早目にバスターミナルへと向かった。

Conv0002_18何事もアフリカンタイムの国、そこに定時という概念は存在しない。

一応の出発時間から遅れること数時間、ようやくバスは出発した。

出発後もパンクしたとか何とかで、バスが始発駅に到着したのは日没後。

もちろん電車には乗り遅れた。

一緒の電車に乗る予定だったというおっさん達と駅の軒下で野宿。

Conv0003_13翌日、途中の駅まで行くという電車に乗り込んだ。

車内、悪徳車掌にワイロを要求され、ケンカした挙句、電車を止めるという強硬手段に出られ、泣く泣くお金を投げつけたり・・・というコトがあってボクは心底疲れ果てた。

そんなボクを癒してくれたのは、車窓から見える野生の動物たち。

見飽きるほどに自然に歩く沢山のシマウマ。

地平線に映えるキリンの親子・・・。

Conv0001_22「世界の車窓から」の様に、お洒落な雰囲気ではなかったけれど、それはそれで贅沢な時間だった。

そして何より、沿線の村々から手を振る子どもたち。

子ども達の無垢な笑顔にボクは癒された。

子どもが走り去る電車に手を振るってのは、世界共通なんだろう。

そんな子どもたちを見ると、自然に頬がゆるみ、癒されるってのも世界共通なんだろう。

Conv0005_11自宅からは飯田線が見える。

電車が通る度に喜び、嬉しそうに声を上げて手を振るそらちゃんを見て、ふと昔を思い出した。

いつの日か、心身に疲れた乗客の目に、手を振るそらちゃんが映り、ちょっとでも癒されるコトがあれば、何だか嬉しい。

 

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2007/04/11

毎日満開の「ら」

今日は休み。

天気が良いので、今日も花見に行くコトに。

本日の桜は、自宅から車で5分ほどで行ける「麻績の里、舞台桜」。

Conv0001_16旧座光寺小学校校庭に植えられているこの桜は、「半八重彼岸しだれ桜」という品種。

おしべが変化して5~10枚の花びらを持つこの品種は、全国でもここにしかないらしい。

そんな個性的な桜はもちろん、ボクはこの桜の木を含めた景色が気に入っている。

ちょっとした高台にあるので、背景には南アルプスの山々が。

Conv0002_12隣接した長野県最古と言われる校舎は県宝であり、歌舞伎舞台と学校を兼用するため明治初期に建てられたもの。

1階が舞台で2階が教室という、現代では考えられない様な兼用方法である。

桜の木を囲むそんな校舎の雰囲気や一帯の景色が、何とも素敵で仕方がない。

これで空がもっと青かったら完璧だったのに。

Conv0008_1「これぞ信州の桜」といったこの桜は、地元の人だけでなく、関西からもバスツアーで観光客が来る程の人気がある。

ちなみに本日のそらちゃんは・・・また都合よく通りかかってくれた犬に夢中だったり、石階段が気に入って何度も上り下りしていたり、石ころ集めたり・・・。

「桜をバックにキミの笑顔を撮りたい」なんていう、父ちゃんの気持ちを察する気配なんて微塵もなく、終始、ボクに背中とお尻を向けていた。

「桜とお尻」「桜と横顔」「桜と後頭部」・・・そんな写真が沢山撮れてボクは幸せである。

Conv0004_8帰り道では、水路がおもしろくて仕方ない様で、しばらく離れようとしない。

ちょっと覗いてみたら、水路の流れに桜の花びらが・・・♪

そんなそらちゃん、まだ「さくら」とは言えず、「ら」である。

自分の名前も「ら」。

サ行の発音はどうやら難しいみたい。

今日も桜をしっかり満喫できたボクと嫁さん。

今日も石ころ、犬、階段、水路をしっかり満喫できたそらちゃん。

起きている時、目に映るもの全てに興味を示し、全力で生きるそらちゃんは、まるで春の一時、全力で花を咲かせる桜みたい。

そんなそらちゃんは只今、全力で寝ている。

まるで散り終えた桜の木のように。

Conv0001_17 明日もきっと、満開の花を咲かせるコトだろう。

全力で泣いて、笑って、考えて、話して、遊んで、怒って・・・。

「ら」は毎日が満開だ。

明日はどんな個性的な花を咲かせるんだろう。

「ら」は、あと2週間ほどで1歳半を迎える、まだまだ歴史も浅い若い木である。

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2007/01/29

1コ100円

P1020559以前住んでいたボロアパートの近く、当時、出勤途中だった道沿いにひっそりとその店はある。

地元の人以外に、そこが店だと気付く人はいるんだろうか。

いや、ひょっとしたら地元の人でも知らない人が多いのではないだろうか。

そんな店がある。

何しろ看板は一切なく、唯一、そこが店だと知らしめるものといえば、「1コ100円」と書かれて貼られた紙のみ。

P1020590

何が100円なんだ?って気にもさせない程、ひっそりとその店はある。

おまけに運が悪いと、いつ行っても営業していない。

そんな気まぐれな店では、おばぁちゃんが一人でたい焼きを作って売っている。

余程運が良くないと焼きたては買えず、大抵が少し冷めてやや固くなりかけている。

今日は無性に天気が良かった。

だからかどうかは知らないけど、ボクはふと、無性にその店のたい焼きが食べたくなった。

たぶん3年ぶりくらいに。

まだやってるんだろうか?って一抹の不安を抱きながら、ボクはその店を目指した。

P1020562運良くその店は営業していて、おばぁちゃんはたい焼きを売っていた。

1コ100円のたい焼きを二つ購入。

恥ずかしいから・・・と、おばぁちゃんの写真は残念ながら撮らせてもらえなかった。

紙の包みに入ったたい焼きを持って、近くの公園に移動。

P1020573相変わらずのそのたい焼きは、やっぱり焼きたてではなくて、端っこが少し固い。

おまけに見た目もよくない。

でも何故だろう。

その少し冷めたたい焼きは美味しかった。

P1020568見かけは決して良くないけど味がある。

熱くないけど何だかあったかい。

時代に流されない味と形。

万人に喜ばれる味ではないけど、その味が好きな人は必ずいるんだろう。

だからこそ、地味に、でも確実に、そこにあり続けてる。

派手な宣伝も装飾もしてないのに、不思議と引き寄せられる、そんな魅力を持っている。

自分の顔ほどのたい焼きを美味しそうに食べるそらちゃんを眺めながら、ボクはふと思う。

そんな人間になりたいものだ・・・って。

P1020582そらちゃんは、生まれて初めてのたい焼きを頭から食べた。

たい焼きを頭から食べるかしっぽから食べるか・・・。

そんなコトはどうだって良い話なんだけど、人生初のたい焼きをどっちから食べたってコトくらいは覚えておいて悪くないんじゃないだろうか。

家に帰ってテレビをつけると、偶然、幼児向け番組で「たい焼きの歌」  が流れていた。

その歌を聴いたのは今日が初めて。

たったそれだけなのに、今日一日が幸せに感じた。

また思い出したらたい焼きを食べに行こう。

1コ100円のたい焼きを。

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