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2014/12/19

一泊三日北海道旅行②~あれから20年~

今から20年も前の話。

当時、大学のサイクリング部として、北海道を自転車で旅したボク。

遠足シートと寝袋で野宿しながら、実家の弘前からまずは札幌を目指した。

数日後、同じように全国から自転車に乗って集まった仲間達と、札幌の大通公園にて合流。

携帯がほとんど普及していない当時、よくもまぁ時間と場所を決めただけで集まれたもんだ。

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さっぽろビール園にて再会の宴。

最高に楽しい時間を過ごした20人近くの旅人たちは、近くの公園で野宿。

野宿と言ってもボク以外は、皆、テント泊。

テントなんてワイルドじゃないし、荷物になるだけだ。

寝袋があれば十分だし。

そんな訳の分からない主義を貫いていたボクは、酔っぱらったまま、寝袋泊。

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なんて楽しい夜なんだろう。

旅っていいな。

仲間っていいな。

明日から始まる仲間との旅も楽しみで仕方ない。

オヤスミナサイ。

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Zzzzz…

こいつ、寝てる?

深夜未明、誰かが話しかけてきた。

数人のさっぽろヤンキーだった。

ボクのカメラと財布が入ったバッグを持って、立ち去って行く彼ら。

酔っ払っていたし、夢なのか現実なのかよく分からないまま、完全に無抵抗だったボク。

今思うと、無抵抗で良かったのかもしれないけれど。

翌朝、目覚めたボクはハッと我に返った。

うん、夢じゃない。

枕にしていたはずのバッグは見事になくなっており、捜索した結果、現金を抜き取られ、公園内の草むらに投げ捨てられていた。

チーン。

北海道、コワイ…。

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いくらかのお金を仲間に借りて旅を続けた後、富良野で皆と別れ、一人、釧路を目指したボク。

当時、釧路に住んでいた親友に会うという目的は果たしたけれど、所持金は底を突いた。

自転車を実家に着払いで郵送し、そこから必然的にヒッチハイカーに転身。

網走、稚内、旭川など北海道北部を無計画、無一文で旅した。

I am free!!!

もう盗られるものは何もない。

どこで寝ようが自由だった。

まさに若さゆえの旅をし、行く先々で様々な方に親切にして頂き、たどり着いた街が、港町、小樽。

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小樽がお寿司で有名なコトは知っていたけれど、寿司を食べるお金なんて当然ない。

小樽に着いて、何をしたのかは記憶にない。

そんな時、偶然、道端で出会った初老の男性に、それまでの旅の話をした。

寿司は食べたか?

いや、食べてないです。

お金もないし無理ですよー。

そんな風に答えたボクに男性が一言。

よし、ついてきなさい。

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男性は行きつけと思われる寿司屋に連れていってくれた。

カウンターだけの小さな店。

適当に握ってあげて。

一言二言、会話した後、そう言い残して帰ってしまった男性は、名前も住所も教えてくれなかった。

一貫800円もするサーモンの美味しさは今でも忘れられない。

世の中にはこんなに美味しい食べ物があるんだ。

世の中にはこんな親切な人がいるんだ。

そんな経験をさせてくれた小樽のおじいさんは、ボクの人生で出会った男前ランキング、不動の一位だ。

北海道、サイコー。

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Conv000620年ぶりの小樽。

今でも小樽には寿司屋が多くある。

有名店、無名店。

人気店、不人気店。

高級店、大衆店。

観光客向け、地元民向け。

回る店、回らない店…。

一昔の様な、法外な料金でぼったくる悪質な寿司屋はもうないんだろう。

ネット上には様々な口コミ、情報が溢れていた。

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残念ながら、あの時連れて行ってもらった寿司屋の店名も場所も外観も全く覚えていない。

当時の記憶があまりに少なく、そして曖昧だ。

でも、今回、予約して行った店が奇跡的にその店だったのである。

そしてカウンターに一人で座っていたのが、あの時の…

…と、そんな奇跡は残念ながら起きなかったけれど、今回、昼食場所に選んだ全く別の店「伊勢鮨」は本当に美味しかった。

小樽には「ミシュラン」の☆を獲得した寿司屋が二軒あり、そのうちの一軒である。

散々ネットで調べた末、結局、「ミシュラン」というネームバリューで選んだ点は否定できない。

「ミシュラン」が認めたんだから、美味しいに決まっている。

グルメサイトのランキングも1位だし。

普段は回転寿司しか食べないボクなんて結局の所、そんなもんだ。

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有名な寿司屋通りからは、ずいぶん離れた場所にポツンとある「伊勢鮨」。

こんなトコにあるの?

一同が不安になった頃、その店に到着。

調べてないと絶対に入るコトはないだろう。

ネットでの事前リサーチを信じ、恐る恐る入店。

先代から地元民に愛され、何年か前に改装したという店内は、清潔で高級感があった。

Conv0005注文したのは、北海道の旬のネタばかりを握った「道産握り(3,900円)」。

12貫のネタはどれも文句の付け所がなく、北海道の海を口中で感じられた。

Conv0004幸せ極まりない。

特に最後に食べたウニ。

甘く、すぅーっと消えていき、しばらくの間、口の中に幸せな余韻を残してくれた。

まことにおいしゅうございました。

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それにしてもあれから20年。

自分で稼いだお金で美味しいお寿司を食べられるなんて、全く一丁前になったってもんだ。

大人になるってスバラシイ。

見ず知らずの旅人に、何の見返りもなく寿司をご馳走してあげられる。

ボクもいつかそんな男前な大人になりたいものだ。

良いコトも悪いコトもあった。

でも楽しかった。

北海道はそんな思い出深い土地である。

久々の北海道、相変わらずサイコー!(^^)!

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