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2014/07/04

夢のせて

先日、故郷に帰省してきた。

数か月ぶりの実家。

何も変わっていない様で、何かが変わった実家。

何かが変わった様で、何も変わっていない実家。

そんな実家に、親父が帰ってきた。

おかえり、親父。

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Conv0010新緑の季節を迎え、ハッとさせられる程に生き生きしていた庭の緑たち。

母が好きなバラやアジサイが、至る所で咲いていた。

Conv0006そういえば、この季節に帰省したのは久しぶりかも。

数日前に退院した親父を受け入れたばかりの家の中。

Conv0008色々が、色々と優しくなっていた。

とは言え、優しさだけでは解決出来ない問題も色々起きてくるだろう。

Conv0007現実は甘くない。

今回の帰省中、母や親父と話す中で、そんな現実の幾つかを垣間見てきた。

Conv0005親父が、母が、ボクが、弟たちが、義妹たちが、そして孫たちが、各自、出来るコトを考えていかなければいけない。

でも、最大の危機を乗り越えたんだから、何とかなるに違いない。

また頑張ろう。

また楽しもう。

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今回の帰省目的は二つ。

親父の退院祝い、そして母の出版祝いだった。

Conv0014そう、母が本を出版したのである。

実は3冊目になる。

倒れる前、親父は、忙しい仕事の合間、その編集に携わっていた様だ。

「夢のせて」

題名は、親父の提案によるものらしい。

母と同じくらい、この本には想いが詰まっていたんだろう。

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親父がどうなっても、この本は出版されていたんだと思う。

Conv0013そう思うと、最高の形で出版出来たコトに、改めて、幸せを感じる。

エッセー、小説、川柳…本の内容は多彩だ。

家族への想い、平和への想い、その他、様々な母の想いが込められている。

Conv0004表紙を飾る題字と絵を描いたのが、母の孫、つまりボクの娘、そらネェ。

仕事を頑張るばぁばと、当時、ベッド上で復帰に向けて闘うじぃじを想って描いたそうだ。

見る者の心を打つ素晴らしい表紙だと、父親ながら思う。

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Conv0003息子、娘、孫から、そんな表紙の絵を想わせるような「ひまわりのブリザードフラワー」額をプレゼントした。

今回、多くの方に出版報告し、お祝いして頂いた母。

Conv0015東京に住む90歳の祖母もお祝いに駆けつけてくれた。

母の人生において、最高に幸せな一日だったに違いない。

この先、同じ位に幸せを感じる日があれば、そうでない辛く苦しい日だってあるだろう。

日々の生活の中のふとした時に、この額を見て、少し元気が沸いてくれたら嬉しい。

無理せず、焦らず、息抜きしながら生きていって欲しいと思う。

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今回の帰省は本当にあっという間だった。

Conv0002息子、コーキーはよくしゃべり、笑い、皆に愛想を振りまいていた。

伯父たち、伯母たちに可愛がってもらい、従兄弟たちとも遊べて楽しかったんだろう。

Conv0012ずっと陽気だったコーキーは帰りの飛行機で突然、泣いた。

声を出して泣いた。

えーんえーんって泣いた。

楽しい時間があっという間に終わり、空港に送ってくれたじぃじ、ばぁばとConv0011のお別れが寂しかったんだろうと慰めると、コーキーは言った。

じぃじがまた倒れないか心配…って。

じぃじ、もう大丈夫?って。

4歳児なりに沢山のコトを感じ、考え、孫として出来るコトをしてくれたんだろう。

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翌日、そんなコーキーに親父からメッセージが届いた。

じぃじはもうたおれないからあんしんしてちょうだい。

また会おうね。

Conv0016 コーキーにそう伝えると、少しホッとして嬉しそうな表情を浮かべた。

じぃじとばぁばは、孫たちにとって本当にかけがえのない存在だって実感させられた。

新たに始まった二人の生活の形、慣れるまで時間がかかるかもしれないけれど、どうかお互い、無理せずに、焦らずに。

…夢のせて。

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親父と共に再び歩み始めたボクたち家族、一族。

沢山の方にご心配をおかけし、そして励ましを頂き、支えられた結果です。

色々と本当にありがとうございました。

これからも引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

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コメント

健気なコーキ君、明るく振る舞って皆を和ませてくれました。幼子がこんな気遣いができるなんて!なんて心優しいんでしょうか。感動しました。ヤクザな伯父より。

投稿: 伯父さん | 2014/07/04 21時46分

ヤクザな伯父さんと言えば多摩のおじさんですか!?コーキーは本当に皆を和ませていましたよね。あの愛嬌の良さで皆に可愛がられています。このまままっすぐに育っていくように見守りたいと思います。またお会いできる日を楽しみにしていますね!

投稿: みん | 2014/07/04 23時01分

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