夜勤2連チャンあけの土曜日。
二晩続くと、さすがに眠い眠い、あぁ眠いって感じ(^_^;)
嫁さんは日勤なので、そらちゃんは朝から保育園。
静かな我が家で、しばしオヤスミナサイ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数時間後、せっかくの土曜日だし・・・と思い、予定より早く保育園に。
勤務中は子どもたちにとって最高の職員、帰宅後はそらちゃんにとって最高の父ちゃん。
そうでありたいし、そうでなければいけないと思っている。
お昼寝から起きたばかり、寝ぼけ顔のそらちゃんと合流したものの、さてどうしよう・・・。
そうだ。
電車に乗ろう。
地方に住んでいると、驚くほど電車を利用しない。
特にここ飯田市は、JR飯田線が一本通っているだけで、自家用車があると電車を利用する機会なんてほとんどない。
飯田線を利用しているのは、おじいちゃん、おばあちゃん、そして学生がほとんど。
とは言え、我が家からは飯田線が走る鉄橋が見え、そらちゃんにとって、電車は憧れの乗り物。
これから電車に乗る?って聞くと、案の定、大喜びだった。
ネットで時間を調べ、自宅から車で10分ほどの「伊那八幡駅」へ。
駅に到着すると、時間を調べ間違えていたコトが発覚。
次の電車は40分後・・・。
地方の電車は、1時間に一本が基本である。
そこで、そらちゃんリクエストのミスドへ。
視線の先に並ぶドーナツ達に、興奮するそらちゃん。
それにしても、100円じゃない日に来たのは久しぶり(^_^;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、今度は飯田駅に向かうものの、道路が予想外に込んでいる。
ん?
やばい?
駅到着後、そらちゃんを抱えて必死に走るが、間に合わず、目の前で走り去って行く電車・・・(+o+)
ヒョエェ~~~~。
相変わらずな父ちゃんで申し訳ない。
昔から、計画性はあるけれど確実性はないボクである。
でも、こうなったら絶対電車に乗ってやる!
再度、伊那八幡駅に移動し、ドーナツを食べながら待つコト30分。
しばし、無人駅で二人っきりの時間を過ごす。
そんな時間も悪くなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一両だけで走る電車に乗車したのは、夕方5時過ぎ。
とは言え、伊那八幡から目的地の天竜峡駅までは5駅しかない。
たった「13分」で着いてしまう。
車で行けばすぐ着くんだけど、電車で行くコトに意義がある。
その「13分」の間にトンネルを一つくぐり、駅に何度か止まり、乗客の乗り降りがある。
車掌さんだって歩いてくるし、運転席だって見学し放題。
そして、天竜川や南アルプスが流れゆく車窓からの景色。
散歩中の犬、天竜川に入って釣りをするおじさん、庭で遊ぶ子ども、面白い看板・・・。
きっとそらちゃんにとっては、刺激的な13分間だったに違いない。
そんな電車の旅を満喫できて、片道なんと200円(そらちゃんは無料)。
なかなか贅沢な小旅行である。
13分後に到着した天竜峡。
かつて栄えた昭和の観光地といった趣きの駅前は、正直、今は活気がない。
お土産屋さんも風情があると言えばあるし、入りにくいと言えば入りにくい。
駅前にあった大きな観光ホテルは何年か前に廃業し、いつの間にかさら地になっていた。
でもボクはそんな「古き良き時代」を感じる天竜峡が、初めて訪れた時から好きだ。
橋の上から見下ろす渓谷の美しい景色。
渓谷の底を流れる深緑色の天竜川は、季節ごと、様々な表情を見せてくれる。
人間が渓谷の周りを勝手に開発し、栄え、かつて多くの観光客を集めた天竜峡。
時が過ぎ、観光客が集まらなくなり、時代に取り残されて衰退していった天竜峡。
でも、天竜峡の美しさは、きっと昔から何も変わっていない。
渓谷を下る舟下り。
何通りかの散歩コース。
ラドン含有量が全国有数だという、上質な温泉。
美味しい湧水。
渓谷にかかる吊り橋。
派手さはないけど、魅力に溢れた観光地だと、ボクは思う。
そんな天竜峡を再生させようという、新たな息吹が随所で感じられた。
駅と天竜川の間には、新たに公園が建設されている。
天竜川を見下ろす位置には、今月一日に足湯施設がオープンしていた。
舟下りの「舟」をモチーフにした湯船が面白い。
「本日の営業終了」で入れなかったのが残念だったけど。
また来たくなる・・・。
ボクにとっての天竜峡はそんな場所。
次回は、ラーメンが美味いと評判の食堂でお昼を食べようかな。
ガンバレ、天竜峡。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これ、きれいだからママにお土産・・・と、そらちゃんは気に入った石を拾ってカバンに入れていた。
赤い三角の石は、イチゴの匂いがするらしい。
一緒に来れなかった大切な人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、お土産を選ぶ。
それもまた旅の醍醐味だ。
天竜峡での滞在時間は45分。
あっという間の45分だったけど、ちょうど良い45分だった。
45分といえば、そらちゃんとの45分を思い出す。
あれからお互いに成長したもんだ。
そんな2年前の45分を思い出しながら、13分の電車の旅を終え、ボクたちは帰宅。
日が沈む直前だった。
ボクは、電車に乗って「ピクニック」に行って来たんだと、嫁さんに報告した。
「そうそう」と相槌を打ち、体験したコトを嬉しそうに報告するそらちゃん。
少し強引だったけど行って良かったと、ボクは思った。
そらちゃんとは、人生初の二人旅。
一緒に旅が出来る、そんな父と娘でいたいものだ。
片道13分の旅だって良いからさ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
嫁さんが席を立った時、そらちゃんが真顔で聞いてきた。
ねぇ、お父さん。
ピクニックってどこだっけ?
そんなトコも行ったっけ???
・・・愛らしい娘である。
最近のコメント