善光寺とボク
もう先月の話になるけど、善光寺の「ご開帳」に行ってきた。
県外の人にどこまで認知されているのか分からないけど、宗派を問わず全ての信仰者を受け入れる善光寺。
「ご開帳」とは、そんな善光寺で7年に一度、行われるすごい儀式。
期間中にはGWがあるので、その経済効果もかなり大きい。
本堂に安置される「御本尊一光三尊阿弥陀如来」は、654年以来の秘仏。
何と今から1355年も前に安置されたのである。
「ご開帳」では、そんなすごい阿弥陀如来を拝める・・・と思いきや、そうではない。
鎌倉時代、その身代わりに造られたという「前立本尊」を、7年に一度拝める・・・そんな儀式なのである。
読んで字のごとく、本物の身代わりとして「前に立っている」本尊。
本尊には3体の阿弥陀如来がいて、その中央に立っている阿弥陀如来の右手に結ばれた紐は「回向柱(えこうばしら)」という大きな柱につながっている。
そこまで間接的で大丈夫?とつい思ってしまうが、この回向柱を触り、祈りを捧げるため、人々は長蛇の列に並ぶ。
しかも、ボクが行った日は、2か月間近く実施されていた「ご開帳」の最後の週末。
4~5時間以上は並ぶ必要があるだろう。
いくら7年に一度とは言え、日本人の行列好き、いや、信仰心には驚かされる。
善光寺すごい、ご開帳すごい、信仰心すごい、日本人すごい。
ちなみに、池には沢山の亀さんが泳いでいるんだけど、そんな亀さんたちまでも何故か並んでいた。
さすが善光寺に生きる亀さんたちである。
しっかり空気を読んでいた?!
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さて、罰当たりなボクは、長蛇の列の先にある回向柱の数メートル近くまで歩み寄った。
もちろん警備員がいるので、脇から入り込んで触るなんて不可能。
てか、そんなコトをしようものなら、何時間も並んでやっと触った人たちに張り倒されてしまうだろう。
エアギター的なノリで触った気分になろう、という何ともおバカなひらめきである。
でも写真を見ると触ってるように見えませんか?
ハイ、無理がありました。
善光寺の皆さん、すいません。
日程的にどうしても列に並ぶ時間が取れなかったので、回向柱には「直接」触れず、今回は本堂へのお参りだけするコトに。
回向柱には触れられなかったけど、真剣に祈りを捧げてきました。
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ちなみに学生時代、善光寺最寄の教育学部に通っていたボク。
アパートも善光寺から徒歩3分の場所で、善光寺はまさに身近な存在だった。
よく散歩もしたし、遠方から友達が遊びにくると一緒にお参りにも行った。
宿坊でアルバイトをしていたので、多くの参拝者とも出会った。
あまりに身近な存在で、どれだけすごい寺なのかも理解していなかった学生時代。
前々回のご開帳、ボクはアルバイトとして儀式に参加した経験を持つ。
何だかよく分からないまま白装束に身を包み、烏帽子を被り、仏具を持って界隈を練り歩いた後、回向柱の前に列を作るお坊さんの後に続いた。
お坊さんの後ろで赤い傘を持って立ち、厳かな儀式を見守るボク。
道端のお婆ちゃんは、ボクに向かって手を合わせ、祈りを捧げていた。
「若いのに偉いね」と、ボクのコトを完全に修行僧だと思い込むお婆ちゃんもいた。
出来る限り穏やかな表情で、お婆ちゃん達の夢を壊さぬよう努力してみたボク。
今思うとすごい場所ですごいコトをしたもんだ。
善光寺・・・色々な意味で大きな寺である。
次のご開帳は7年後・・・40歳を迎えるボク、少しは大きな男になれていたら幸せである。
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