« 咲き誇る花、そして鬼 | トップページ | 節分~2夜連続、そして仲間割れ~ »

2009/02/03

甘く濃く痛い思い出

それは小さいから魅力的な飲み物。

それは一瞬で飲み終わってしまうから貴重な飲み物。

あの甘く濃い独特の味。

男4人兄弟が育った家の冷蔵庫内には、牛乳なんて何本あっても足りなかった。

まさに水のようにグイグイ飲まれ、冷蔵庫からなくなっていく牛乳。

ましてや、いわゆる「ヤクルト」サイズの「乳酸菌飲料」なんて、入れた瞬間になくなってしまいかねない。

だからこそ、貴重で魅力的な「ヤクルト」。

いや、我が家では、それっぽい「乳酸菌飲料」しか飲めなかった。

そりゃそうだ。

どうせ一瞬のうちに、水のように飲まれてしまうんだから。

どうせボクたちには、味の違いなんて分からないんだから。

全ての乳酸菌飲料を、「ヤクルト」と呼んでいた我が家。

「本物のヤクルト」なんて贅沢は言わないから、「乳酸菌飲料」をお腹いっぱい飲むコト。

中学生だったボクにとって、それは夢であり、憧れだった。

夢は抱くだけでなく、叶えた方が良いに決まってる。

ある日、ボクは近所のスーパーいとく(今はもうない)へ。

迷わず、袋に10本くらい入った安い「乳酸菌飲料」を購入。

「乳酸菌」って体に良いんだろうけど、きっと摂り過ぎは良くない。

だからこそ、あの小さな容器で売られているんだろう。

そんなコト、知る由もなかったあの頃のボク。

袋の中の乳酸菌飲料を次々と開け、全て飲んだ。

あぁ、夢を叶えるって素晴らしい。

きっとあの時のボクは、「幸せってこういう瞬間なんだ」って感じていたに違いない。

・・・と次の瞬間、激しい便意が!

それからしばらくの間、ボクは一人、トイレでもだえ苦しんだ。

幸せと不幸せって、表裏一体だってコトを身をもって知ったボク。

きっと親も弟たちも誰も知らない、ボクだけの思い出。

甘く濃く痛い、そんな思い出。

Conv0007 久々に「乳酸菌飲料」を飲んだら、そんな少年時代を思い出した。

もちろん「ヤクルト」ではなくて、「乳酸菌飲料」を・・・。

そらちゃんには教えてあげよう。

夢を抱き、夢を叶えるって素晴らしいコト。

でも、ヤクルトを一気に10本も飲むと、お腹がすご~く痛くなるからやめた方が良いよって。

まぁ無理のし過ぎで体を壊しちゃダメなんだって話にしておこう。

父から娘へ教えるべきコトは、まだまだ沢山ある。

|

« 咲き誇る花、そして鬼 | トップページ | 節分~2夜連続、そして仲間割れ~ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

もしかして、自分で新聞配達して稼いだアルバイト料を手にしたときに、そんな面白い経験をしていたの?(そらばあ)

投稿: そらばあ | 2009/02/03 23時14分

面白いというかおバカというか何というか…。
まぁ何事も経験ですねぇ。

投稿: みん | 2009/02/04 11時23分

うちの旦那ちゃんも同じような経験があるみたい^^;
男子ってみんなそういう生き物なの???
面白すぎる!!

投稿: ゆきんこ | 2009/02/07 00時18分

男子ってそういうもんさ

投稿: みん | 2009/02/07 23時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 咲き誇る花、そして鬼 | トップページ | 節分~2夜連続、そして仲間割れ~ »