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2009/01/20

記憶の引き出し

すっかり時期がずれてしまったけれど、ここで、クリスマスの話を一つ。

ボクにとってのクリスマス、そして「サンタさん」については、以前書いた通り。

小学校4~5年くらいまで、心のどこかで「サンタさん」を信じていたボク。

親父の一言で、「サンタさん」が本当にいないコトを知り、大人になったボク。

記憶は薄れ、非常に曖昧だけど、何となくそんな風に思い込んでいた。

子どもの頃の記憶なんて、きっとそんなもんだろう。

多くの記憶なんて、そうやって良いように解釈され、都合の良いように変わっていくもんだ。

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小学4年生の頃、「サンタさん」を信じていたボク。

この正月に帰省した時、それを裏付ける強烈な物証が発見された。

正確に言うと、親父が大切に保管していてくれて、見せてくれたのである。

それは一本の小さな「ウィスキー瓶」。

親父にそれを見せられた時、ボクの心の奥底の「記憶の引き出し」が開かれた。

もしかしたら一生開かれずに終わったかもしれない、その「記憶の引き出し」。

20年近く開かれなかったその引き出しの中には、大切な記憶がしまわれていた。

そう・・・

すっかり忘れていたけれど・・・

ボクは小4の頃、サンタさんに手紙を書いたんだった。

残念ながら手紙は残っておらず、内容は覚えていない。

たぶん、「ウィスキーを飲んで下さい」ってコトと、欲しいものでも書いたんだろう。

で、なぜウィスキーかって言うと、親父に相談したから。

サンタさん、何をあげたら喜ぶかな?って。

親父の意見を参考に、小遣いで「ウィスキー瓶」を買ってきたボク。

小遣いで買ったから、小瓶のやつ。

クリスマスイブの夜、手紙を添えたウィスキー瓶をベランダに。

翌日、いつもより早起きしたボクは興奮してベランダへ。

そこには、ウィスキーの代わりに「プレゼント」が・・・☆

そのプレゼントが何だったかは、残念ながら覚えていない。

でもその時の「ワクワク感」や「嬉しかった気持ち」は、「記憶の引き出し」の中に大切にしまわれていた。

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4年生の頃、確かにボクはサンタさんの存在を信じていた。

5年生のクリスマス前、親父の一言で、サンタさんがいないってコトを知った。

子どもだったボクが、ほんの少しだけ大人になった・・・そんな大切な記憶。

引き出しのカギは「ウィスキー瓶」と「ミニ四駆のレーシングコース」だった。

純粋だった子どもの頃の記憶に触れ、何だか恥ずかしいけれど、少し嬉しく思う。

自分にも、そんな純粋な子ども時代があったんだなって。

ちなみに瓶の中にはまだウィスキーが半分くらい、残っていた。

きっとサンタさんは、少しだけ飲んで、残りを親父に渡していったんだろう。

まだ配達がありますから、残りはお父さんが・・・って。

そしていつの日か、父親になったこのコにも飲ませてあげて下さい・・・って☆

何はともあれ、こういう思い出の一品を残しておける。

ボクもそんな親父になろうと思った。

Conv0004ほろ苦く、どこか甘いウィスキーを口に含みながら、ボクは引き出しを静かに閉めた。

サンタさん、親父、ありがとう。

ボクも「父親」となり、今ではあなた方と同じく、子どもに夢を与え、育てる立場です。

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