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2007/06/04

砂漠のヒーロー

ボクはお腹が弱い。

小中学校時代、学校で大をするのって大冒険だった。

男が扉があるトイレに入る=う○こ=恥ずかしい=バレると馬鹿にされる

この恐怖の図式が成り立ってしまうから。

そこには、女の人に決して分からないスリル感がある。

ボクが堂々とトイレで大をする様になったのは、高校生になってからだ。

教師を目指していた頃、色々思ってはいたけれど、まずは生徒の便意に理解を示し、お腹の弱いコを救ってあげられる・・・そんな教師になりたいってボクは思ってた。

今でこそ、我慢せずトイレで用を足すが、それでもお腹は相変わらず弱い。

そんな弱いお腹にとどめをさし、一気に痛手を負わせるのが、文明の利器「冷房」である。

エアコンは地球だけでなく、ボクのお腹にも優しくない。

ボクが味わった人生最大のピンチと言えば、旅の途中、エジプトでの出来事。

ご存知エジプトと言えば、大半が砂漠であり、日中の暑さは相当なもの。

しかし、砂漠を移動する長距離バスの車内は、冷房が効いてるので快適である。

・・・快適なはずである。

ところが、どこの区間だか忘れたけれど、ある日のバスの車内は、まるで冷蔵庫の様に冷え切っていた。

おまけに、乗ってから気付いたのだけど、なんとトイレが付いていない!

灼熱の砂漠を走る極寒の車内でお腹は秒殺され、波打ちながら痛みが襲ってくる。

恐るべし砂漠の悪魔だ。

何十分だか何時間だか、今となっては全く覚えていないけど、ボクは長時間、砂漠の悪魔と戦った。

戦いに負け、ほぼ満席の車内で、う○こを漏らすなんてあってはならない。

てかあり得ない。

結局、フラフラと運転席へ向かった青白い顔のボク。

運転手には有無を言わせず、バスを止めさせ、砂漠にまっすぐ伸びる道路の脇で用を足した。

あの瞬間の快感と開放感は一生忘れるコトがないだろう。

止まったバスからはぞろぞろと乗客が降り、思い思いに用を足していた。

なんだ・・・皆したかったんじゃん。

我慢しないで誰か運転手に言えよぉ・・・。

あの日、きっとボクは誰かにとってのヒーローだったに違いない。

Dc060204試合に負けたが勝負には勝った。

ちょっと違うか・・・。

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